■変更管理の目的
仕様変更、仕様追加による影響が最小限になるようコントロールする。
■変更管理の方法
- 仕様変更、仕様追加は変更依頼書等の文書を通じて受け付け、変更管理台帳に記録を残す。もしくは変更管理ツールで管理する。
- 変更管理台帳の項目は、依頼日・依頼者・システム名・処理名・機能名・変更理由・変更内容・想定リスク・リスク対策・適用予定日・適用日・備考等からなる。
- 変更依頼書を受け取ってもSEの判断で対応しない。
- 会議を開き、当初のスコープ定義(成果物・作業範囲)への影響について審議する。
- スコープ定義が変わる事による工数・品質・納期への影響を洗い出す。
- 変更の責任がユーザ側にある場合、その変更をプロジェクトの範囲外にできないか交渉する。範囲外にできない場合は、他の機能を削る事を検討する。また、納期を延長や費用の追加も交渉する。
- 変更の責任が開発側にある場合、納期短縮や工数削減の方法を検討する。また、開発者の能力に問題がある場合は交代も考える。
- 変更に関わる作業をスケジュールに反映する。
■ユーザによる仕様変更・仕様追加の原因
- ユーザ要件から漏れていた。
- ビジネス環境が変わってしまった。
- 法律や制度が変わってしまった。
- 経営方針が変わってしまった。
- ユーザの組織が変わってしまった。
- ビジネスモデルが変わってしまった。
- ビジネスルールが変わってしまった。
- ビジネスルールが間違っていた。
- 現場業務の調査が不十分であった。
- 現場の意見調整が不十分であった。
- ユーザ担当者が代わってしまった。
■開発者による仕様変更・仕様追加の原因
- ユーザ要件を漏らしていた。
- 技術検証が不十分であった。
- 設計ミスを犯していた。
- 思い込みで設計した。
- 全体の整合性を検証せずに設計した。
- SEのコミュニケーション能力不足。
- 設計担当者が代わってしまった。
■仕様変更予防策
- 仕様書は契約書のようなもの。詳細に記述し、委託者と受託者が十分な時間を取って確認する。
- 要件確認リストを使い、可能な限り要件漏れを無くす。
- 要件定義書をユーザと共にレビューする。
- 早期の段階でプロトタイプを作り、イメージを確認する。
- 変更が見込まれる機能は可変化する。
- 現場を見学し、現場の声を聞く。出来れば業務を体験させてもらう。
- 事前に技術検証をしておく。
- 不明点はユーザに必ず確認を取る。その際、解決策をいくつか用意しておく。
- 全体の整合性はレビューで防ぐ。
- 余裕があれば、仕様説明を兼ねて、レビュー会にプログラマーを参加させる。
位置:
トップ >
プロジェクト管理 >
プロジェクト統制
通読:
前頁 |
次頁