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システム化全体計画の策定

■システム化の目的

  1. 環境変化や新規制への対応
  2. コスト削減
  3. 業務効率や生産効率の改善
  4. 品質改善
  5. 新しいビジネスモデルの実現
  6. 新商品や新サービスの提供
  7. コンプライアンス
  8. 業界競争力強化
  9. 企業価値の向上
  10. 社会的評価の向上
  11. 社会貢献

■システム化全体計画の留意点

  1. システム化の目的が明確である事。
  2. システム化の目的が経営戦略や情報戦略に基づいている事。
  3. 求める効果が明確である事。
  4. システム化の前に業務の見直しをする事。
  5. 業務改善を行い、運用だけで実現できるものは対象外とする事。
  6. 業務プロセスにおけるシステム化の範囲を明確にする事。
  7. システム化に必要な技術を調査する事。
  8. 関連システムを調査し、システムの全体最適化を図る事。
  9. システム化する事により、他の業務プロセスに与える影響について検討する事。
  10. システム化に必要なコストを見積もる事。
  11. システム化の範囲策定に際しては、経営者、事業部門、IT部門の合意が取れている事。
  12. システム化ロードマップを作成する事。

■業務の理解

  1. 業務フローを作成し、取り扱われている情報を整理する。
  2. 用語とその概念を統一し、関係者の間で共有する。
  3. 各業務プロセスの成果物を整理する。
  4. 同じ業務でも部門や担当者で認識が異なる事があるので、その差異を調べて、業務を再定義する。
  5. 事実を集め、誤りや曖昧さを無くす。
  6. 業務ルール、制約事項を整理する。
  7. 業務を理解する為の手法や道具を持つ。
  8. 業務の理解が未熟なまま、要件定義等、次のフェーズへ進んではならない。
  9. 業務をモデル化する。モデル化とは、事象や実体、それらの属性や関係を抽象化し、一定のルールに基づいて図式化する事である。
  10. モデルをコミュニケーションの道具として利用し、関係者の共通認識を深める。

■業務モデルの作成

  1. 関連業務の再構成を行う。
  2. 情報戦略に基づき、業務の問題点・課題の解決方法と方向性を検討する。
  3. 解決方法のうちシステム化が可能なものを選定する。
  4. システム化対象業務のモデルを作成する。
  5. 適用する情報技術が業務モデルに適合するかどうかを確認する。
  6. 業務モデルが関連業務との間で整合性が取れているかどうかを確認する。
  7. 業務モデルの実現により、業務とシステムの変更点を抽出する。
  8. 業務モデルの実現により、業務の問題点・課題がどうなるかを確認する。

■最新情報技術の調査・選定

  1. 調査目標・調査対象範囲・調査項目を設定する。
  2. 最新情報技術に関して調査を実施する。
  3. 日頃から専門誌やセミナー等を通じて、最新情報技術の動向に注意しておく。

■アーキテクチュアの策定

  1. システム化対象業務の機能を定義する。
  2. 調査結果を基に最新情報技術の適用を検討する。
  3. 機能を実現する為のアーキテクチュアを策定する。
  4. 主要なハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・データベースの構成を検討する。

■費用対効果の予測

  1. システム化する為にかかる費用とその投資効果について予測する。
  2. 売上増加・経費削減等の定量的効果を予測する。
  3. 業務効率改善・業務体制改善等の定性的効果を予測する。
  4. 開発・導入・運用・保守等にかかる期間・体制・工数・費用等について予測する。
  5. 投資効果に対する費用の回収時期について予測する。

■システム化と情報戦略の整合性

  1. 情報戦略を再度確認する。
  2. システム化の内容が情報戦略から外れていないかを検証する。

■システム化全体計画書の作成と承認

  1. システム化全体計画書の記述項目や構成等を設定する。
  2. システム化全体計画書を作成する。
  3. システム化全体計画書のレビューを受ける。
  4. 最高責任者の承認を得る。

関連: 情報戦略の立案 | 個別システム開発計画の策定 | システム化の評価

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