Introduction Information The revival of Khmer traditional arts

Courses of foreign languages

Japanese
(日本文)
News Letter
目次(日本文)
カンボジアの昔話
(今中葉子訳)
 
THE FUTURE FOR CANBODIAN CHILDREN (FCC)
CENTRE OF EDUCATION AND DEVELOPMENT OF ARTS (CEDA)

カンボジアのこどもたちの未来へ 教育・芸術振興センター (CEDA-FCC)
はじめに
○長く続いた内戦は、カンボジアを含む東南アジアの諸地域に大きなダメージを与えてきました。特に家族構成や価値観が破壊され、伝統文化、教育の面では多大な影響を受けてきました。ボルボト政権が崩壊した1979年以降もカンボジア国内では戦闘状態が続き、人々は飢餓状態から脱出することができないでいました。 人々は故郷への帰還、あるいは第三国への脱出を求め、食料の確保、土地の確保など生きていくのに基本的に必要なものを得ることが先決で、伝統文化や教育は後まわしにされてきたのです。
○その後、伝統文化の復興や教育の再建に多くの団体あるいは個人の力が注がれるようになりました。私達FCCも伝統文化の復興、都市部・農村地域双方の教育支援に携わるために、20O0年シエムリアップ州で発足しました。 現在はシュムリアップ郊外の地域、プラサートバコン郡で村の青少年の教育支援活動、文化復興活動を行っています。厳しい状況下にあるこどもたちを勇気づけ、未来に希望が持てるよう、そしてお互いに助け合って生きていくことをサポートしていきたいと考えています。 同時に、個々人が変わっていくことで地域が変わり、社会が変わっていくということを、地域社会で実践していくことを目指します。
今中葉子の日本語の授業
T.カンボジアのこどもの未来へ
(CEDA−FCC)

1.新校舎建設にむけて
 現在6人のスタッフがFCCの活動に参加しており、今学びに来ているこどもたちがそれぞれ影絵や語学などをある程度身につけるには3年間という期間を考えています。 FCCでは、影絵、伝統楽器、絵画、影絵彫刻、英語、日本語の6つのコースを2つの教室で行っています。今後影絵、伝統楽器の充実したクラスを行うため、なるべく早い時期に教室を増設したいと考えています。

2,他NGOとの協力
 FCCにはシュムリアップ州プラサートバコン郡の15カ村から約180人のこどもたち(9〜17歳)が通ってきています。こどもたちは自分の好きなコースを自由に選択して参加しています。7〜9月は公立学校は休みですが、田植えの時期などで家庭での手伝いが忙しくなる時期には、こどもたちの出席にはばらつきがあります。現在フランスのNGO『こどもたちの笑顔のために』という団体からもこどもたちがFCCへ通ってきています。

3.影絵の重要性
 このプロジェクトは、シュムリアップの地域社会で失われてきつつあったカンボジアの伝統芸能・影絵の復興と促進をはかるものです。それと同時に、弱い立場にあるこどもたちをサポートするものです。影絵は村落レベルで人々の心に直接届く娯楽であり、教育の独特な手段です。 私たちが取り上げている小型影絵(スバエクトーイ)では、人権、地域組合、武器削減、家庭内暴力、HIV/AIDS教育、公衆衛生などに加え、伝統的なお話などをさまざまな話題を提供するなかで、地域社会での信頼関係を築き、平和をみんなで築いていくということを、こどもたちや地域社会に訴えることができます。 私たちはシエムリアップ、そして他地域の人々に影絵でさまざまなメッセージを伝えたいという、これらの目的のため、他のNGOとも協力関係を築いていきたいと考えています。

U.クメール伝統芸能の復興

1.影絵
 影絵はアジア特有の芸術です。 古くはインドを起源とし、東南アジアへインド文化が伝播していくのと同じく、影絵も重要な娯楽のひとつとして広まっていきました。ヒンドゥの影響を受けたカンボジアも、急速にインドからの文化や技術を取り入れてきました。クメール文化はこういった外国からの文化と、もともとからある土着の文化の融合で生まれたものです。 強大な力を誇ったクメール王朝時代には、タイやラオスにも広まりました。 カンボジアの影絵は、こういた文化の流れの中で誕生しました。 
 カンボジアには2種類の影絵があります。ひとつは、ナン・スバエク(大型影絵)、もうひとつはアヤン(小型影絵)です。私たちFCCが取り上げているアヤン(小型影絵)は、牛の皮から作った人形を使い、人形の使い手が白い幕の後ろから操ります。アヤン(スバエクトーイ)は対話や現代風のお話を扱うことができます。小型影絵の名前は、おそらくマレーシアがその起源かと思われます。 人形の使い手は簡単に作られた小屋の上に張った白幕の後ろから、明かりに照らし出される人形を操ります。この明かりは現在は電気を使いますが、以前はたいまつやランプが使用されていました。公演はカンボジアの古い伝説などが即興でおこなわれることもあります。しかしかならずお話には、王子を助ける道化師(頭がはげ、お腹がつきでた男性)なども登場します。豊かな語彙を使い、人々を楽しませてくれます。古いお話(ラーマヤナ物語、仏教説話、昔話など)はスバエクトーイでよく行われます。これらはカンボジアでの伝統的な語りの文化です。

影絵の舞台裏・懸命に取り組む子どもたち
○現在CEDA−FCCではスバエクトーイを使い、家庭内暴力、人権、武器削減、地域組合、HIV/AIDS教育、公衆衛生などの地域の問題にも取り組んでいこうとしています。影絵には芝居のなかで使用する音楽を演奏する楽団も欠かせません。スバエクトーイの公演には、都市部、農村部を問わず多くの人々が興味を持っています。スバエクトーイは人気のあるお話や風刺.人間味のある一般の人にも親しみやすいお話が、そして一方スバエクトム(大型影絵)は神様や神聖なものを扱ったお話が取り上げられます。影絵のクラスはこどもたちもたいへん興味を持っています。
2.伝統楽器
 カンボジアには2種類の伝統楽団があります。 ひとつは弦楽器、打楽器が中心のビンピアート、もうひとつは弦楽器のみで構成されるモハオリー。ピンピアートは、ロニェット(鉄、竹でできた木琴)、コン(演奏者を取り囲むように円形に作られた鐘のような打楽器)、スコートム(リズムをきざむための大太鼓、2つで1組)、ソンポー(同じくリズムをきざむための両面太鼓)、スロライ(たて笛)、チュン(′トさなシンバルのようなもの)で構成されています。 ピンピアートは、踊りや神様への祈り、神聖な儀式で使用されます。
 一方モハオリーは、クム(琴のような弦楽器)、タケー(三線の弦楽器、こちらも琴のようなもの)、トロー(胡弓)、スコーダイ(小太鼓)、クロイ(たて笛)、そしてチュン(小さなシンバルのようなもの)からなる。モハオリーは踊りや歌劇、結婚式などの儀式に用いられます。こどもたちはこのなかから自分の気に入った楽器を選んで練習しています。

3.絵画
 絵画のクラスはこどもたちにとても人気があり、FCCへ通ってきているこどもたちの40〜50%が参加しています。 はじめにこどもたちは絵を描くうえでの基礎を学び、それから果物や花、人などを絵の具などを使って描いていきます。 こどもたちがよく描くものは、カンボジアの農村風景やアブサラ(天女)、伝統的な衣装を身につけた人などです。

4.影絵彫刻
 影絵を彫っていく作業にもこどもたちはとても興味を持っていますが、彫刻をはじめるにはまず、絵画のクラスで絵を学ぶ必要があります。絵を描くことになれると、まず画用紙に絵を描き、彫る練習を始めます。 その後実際の牛の皮を使って練習をしていきます。(注:その他の写真は英文の各ページをご覧下さい。)
V.外国語コース

1.日本語と英語
 カンボジア、特にシエムリアップは世界でも有数の観光地です。多くの旅行者をひきつけています。 こどもたちにとって外国語を話せるということは、外国からの人々と知り合い、互いに関係を築くことを容易にしたり、また将来の仕事へも結びつきます。こういったこともあり、FCCでは英語、日本語のクラスを開いています。シエムリアップでは、英語、日本語はもっとも関心の高い外国語で、FCCへ通ってきているこどもたちの70〜90%のこどもたちは他のクラスと並行しながら学んでいます。
(以上 写真提供・日本語訳 今中葉子)

FCCの基金へのご協力をお願いします。 郵便振替 口座 THE FUTURE FOR CANBODIAN CHILDREN 番号 14180-87507991
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Group 2,Laak,Kandek,Prasat, Bakong District,Siem Reap Provincde.
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2003.6 Copyright by FCC and MURAKAMI TOSHIAKI(CCSNW) 監修 村上敏明