Saikaの想い



*心の壁とマイノリティー社会*


マイノリティーって聞くと何を想像しますか?

私はイギリスに3年間大学で留学していた時に本当によく耳にしました。
日本語で言えば「少数派」です。

ヨーロッパ社会の中では日本人は少数派、アジア人も少数派、
インド人も、アラブ人も同じマイノリティーと呼ばれます。
同時に、その言葉は社会的にも立場が弱いというニュアンスがあります。
つまりは、差別されやすい立場になります。


日本にももちろん、マイノリティーは存在します。
障害者、在日外国人(アジア人、白人他)フリーター、在日韓国人
(日本に生まれるが、日本人でない人達)、無職、ベジタリアン・・・

私は日本社会でも、マイノリティーに属しているような気がしています。
好んでその場を選んでいるような気がします。
大きな集団、そういう物を見ると逆方向に必ず向いてしまう・・

お陰で私の友達には変わった人が多く集まっていました。
本当に個性的な仲間でした・・・皆、「自分」という物を
ちゃんと主張できる人達
でした。

マイノリティーに属していると、(自分で自覚しているだけ)
なにか、自分は特別な存在に思えたりもします。
必ずしもネガティブな存在ではないということです。
たしかに、学校社会のような場では目立つので周りからの
注目を浴びたりして周りから攻撃を受けることもあります。

「なぜ、君は皆と違うんだ?」

私は、あなた達とは何かが違う・・?別にそれでもいい・・
そう思っていました。
(私は私なんだから、同じように行動させようとしないで!)

他の人が何と言おうと、「違う」ことで安心出来ました。
これって、たんに私の我侭かもしれませんね・・
もし、周りに合わせてしまったら私が私でいられなくなる不安
ありました。
でも、周りに合わせることで安心できる人もいるし、
そうでない私みたいな変わり者もいるわけです。(世の中には・・)

「違う」ということを認めてください。
違っていることは、悪いことではないのです。

それはむしろユニークなこと、素敵なことだと思います。
言い方を変えて「ちょっと珍しい」、それでもいいです。


私の結婚相手は日本人ではありません。
イギリスで知り合って、彼は日本にやって来ました。
今度は彼がマイノリティーです。
国際結婚者は日本ではマイノリティーに属するようです。

不動産屋に行くと「外国人お断り」とか、
靴や服のサイズが無いとか、
「日本語が分からないと日本の文化が分からないだろうね〜」
「外国人を連れて、得意になってる」
・・・・なんて言われます。


マイノリティーであるのもたいへんです。
でも、私達はとっても幸せです。
お互いの文化や言葉が違うからこそ、自分の国の文化や言葉を愛しいと
思えるし、その違いを認め合えるのです。
しかし、根本的な「人間であること」には何の違いもありません

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もし、自分が障害者になってしまったら・・?

それまで、普通に歩くこと、見ること、話す事が出来たのに
ある日突然出来なくなって・・・あなたは障害者。

障害者を見る目ってすごく特別だと思います。
あの目・・・
私もそんな風に彼らを見ていました。
「あの人達・・一人で生きていけるの??」

もし、私がああなってしまったら、もう幸せではないのでしょうか?
もちろん、生きている限り皆幸せになる権利はあります。
あんな冷たい目で見られるのは感じ悪いはずです。

私は障害者の人達の気持ちを知りたいと思いました。

「そんなの、なってみなければ分からないじゃん?」

そうですよね。
完全に知ることが出来なくても、共感できなくてもいいから、
少しでも、彼らを温かい目で見られるようになりたいと思いました。
私も自分がマイノリティーだとどこかで自覚しているからです。
「きっと、普通の人はこんな風に思わない・・
私は変わってる・・障害者の面倒を見たいなんて・・」
そう思ったこともあります。

変な動機だったかもしれません、でも、障害者ボランティアを始めました。
もしかしたら、受け入れてもらえないかと思ったけど・・
心を開いて、彼らの世界に入りました。
本当はすごく抵抗感あったんです・・辛くて、暗くて、絶望的・・

実際は、まったく別世界でした。
本当に優しい人達、心の健全な人達、どこも私と違わない・・・
そう思いました。皆、夢をみている人達でした。
障害で話が出来ない人と、「絵」で心を通じ合わせた時、
ああ、やっぱり心で通じ合えるんだな〜と感動しました。

言葉じゃない、見かけじゃない、歳じゃない、国籍や宗教じゃない・・・

本当はマイノリティーかどうかなんて関係ないのです。
個人と個人、仲間と仲間、国と国・・・大きな集団の中でも
すべては個人と個人の関係性から始まります。

あなたと、私・・その小さな単位で世界が繋がっているだけなんです。

誰かと壁を感じたら、それはどちらかが壁を作っている証拠。
それは、あなたかもしれない、向こうかもしれない・・
でも、相手のことを分かりたかったら、その壁を自分から
壊してみませんか?

先にその壁を壊した方が勇敢です。

もし、あなたが自分で壁を作っているのだとしたら、
誰もあなたのことを分かってくれません・・

相手が自分と違っているからって壁を作らなくていい。
違うということを認め合うだけでいい。

その壁、壊しましょう。