| 「storytelling」
(1997.7.24) ★★ |
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1.save your dream[album mix]
2.Every morning
3.afraid of tonight
4.たのしく たのしく やさしくね[album version]
5.You just gonna sing a song
6.I wanna go
7.LOVE IS ALL MUSIC[new mix]
8.storytelling [instrumental]
9.Hate tell a lie[album mix]
10.You don't give up
11.afraid of tonight [TK mix]
12.たのしく たのしく やさしくね [TK remix]
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小室哲哉という人は、飽きやすい人だ。それはTMネットワーク時代から脈々と続く
彼の傾向で、実際TMのアルバムは、ダンスだったり歌モノだったりロックだったりハウスだったりと、
一作リリースするごとにまるで作風が変わっていたものだった。それはプロデュース業を始めてからも
変わらないようで、担当するアーティストのほとんどにおいて、最初のうちは異様に力入ってるのに、
いきなり実験に走ってダメダメになり、最終的には斬り捨てる、
みたいな事になっている(globeと安室は例外)。 その典型的な例が、このアルバムです(笑)。
めちゃめちゃ力入ってた名曲揃いの1st「LOVE BRACE」に比べて、このアルバムは
あまりにもお座なりな作りに思える。だいたい、インストとかリミックスとか既発シングルとか繋ぎ的な
「afraid of tonight」抜いたら新曲4曲しかないし。てか、
曲数以前に楽曲のクオリティが、どうにも。トモちゃん、歌が急激に
下手になってないか、これ?それとも「たのしく たのしく やさしくね」みたいな、どう歌っても下手に
しか歌えないような怪作を歌わせる小室が悪いのか。どうも、この後に出たこれまた奇怪なデジロック
ナンバー「tumblin' dice」なんかを聴くに、やはり責任の所在は小室にあるような気がする(笑)。
とどめのように謎のレゲエナンバー「daily news」を歌わせられるトモちゃんの悲壮な姿は、
はっきり言って見てられなかったぞ。
かろうじて「save your dream」「YOU DON'T GIVE UP」ぐらいかな、好きなのは。
「save your〜」辺りは、前作「LOVE BRACE」の後に出た最初の新曲だったんで、まだ力入ってるかな
と思う。まんまアラニス・モリセットな「Hate tell a lie」も、サウンドやメロは悪くないけど
いかんせん歌詞が意味不明すぎ。「ほら そこの飲んだくれ 飲みすぎなあの子を助けて」とか。わけわかめ。
「Hate get pill」って何??クスリを飲むな、ってこと(おいおい)?
「たのしくたのしく〜」も前述したとおり歌いだしからいきなり転調する文句無しの怪作だし、「LOVE IS ALL〜」も
壮大っぽい管弦オケに乗せて突如サビが「♪ララララー」になってしまう問題作だ。
「Every morning」は序盤はなんか良さげに始まるが、最後まで聴くと「メロ2つだけかよ!」と
三村風に突っ込みたくなる1曲。
「You just gonna sing〜」も、「あなたはあなたの好きな歌を歌ってほしい」とか「あなたは電車の中で
大声で叫んでみたい」(??)とか、小室から華原へのメッセージと思われる歌詞を華原が歌っているので
ごっちゃごちゃ。これまたわけわかめ。
極め付けが「I wanna go」で、サビでいきなりボーカルがデジタル・ボイス処理されてしまう!
おいおい、お前はトモちゃんの声に惚れ込んだんちゃうんかい。
かように奇作・怪作揃いの本作。手抜き?枯渇?飽きた?それとも嫌がらせ?
もし僕がキャピキャピの(死語)女性ボーカリストだったら、
こんな移り気なプロデューサーに運命を委ねたくないなあ、と思い耽ってしまうアルバム。
で、おまけにというかトドメにというか、歌詞カードに、全然本編と関係ないポエムが載ってんのよ。「あなたはきっと天才。」とか、「あなたの演出を願って脚本、書いてる。」
とか。なんか漫画雑誌とかエロ本のグラビアに取って付けたように載ってるポエムみたいっす。
もう文句の付け所のない奇作。裏ジャケの、ラブラブな小室と華原の写真がなんとも切ないです。
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