〒665-0882 兵庫県宝塚市山本南1-8-2
家元 上田久美子
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Collection
コレクション:1
コレクション:2
コレクション:3
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1:新年会 許証式
2:帯結びいろいろ
3:櫛まつり
4:背守り
5:3枚重ねの留袖
豆知識
紬について
4:背守り

その昔、背中は霊魂の守りの要で 着物は背縫いによって身を守ると信じられていました。しかし 子供の着物には背縫い線がありません。人の背中には目がなく、体の前に比べて 無防備です。背後から魔物が入り込まないように糸で縫い、魔よけとした印が背守りです。

「縫い目」がないと「目」がないと 悪いものが 子供を連れ去ってしまう可能性があります。また、命を狙う魔物に気が付かない可能性もあります。

だから 「背守り」をつけて「目」とし、万が一、子供が 囲炉裏や井戸に落ちたときには 背守りの糸や布を持って 神様が引き上げて 命を守ってくれるといいます。

背守りは 産着を縫うときに 母親が子供を守る祈りを込めて縫い取ったものといわれています。

古くは 赤と白の糸、ないしは 陰陽道にのっとって 5色<黒、黄色、白、赤、青>の糸を 使用して 12針の針目で 男の子は 左に7目5目、女の子は右に7目5目の長い縫い目を施しているものや 衿下の中央に白の絹糸2本で 真下に7針、斜め下に5針縫い、 いずれも 縫い残りの糸は たらしておくと 魔よけになり また この糸が 長いほど健全に育ち 命に恵まれると いわれています。

縫い目は 男の子は「−ー  −−  −−」 女の子は「_・_・_・」という違いがあったり 説は いろいろあります。
12針は 一年12ヶ月 無事に成長しますようにとの思いも あるようです。

写真は 12針ではありませんが 昭和30年に 実際に使われた男の子の 宮参り着です。
袷重ね仕立てになっています。


   
こちらの背守りは 工房 藍弘苑 さんの本藍染手染めの宮着です。男児用、縫い紋。

こちらの背守りは 京都の苔香居の山口邸に残されています背守りです。
長く紐が 垂れ下がっています。



孫のお宮参りに作ったものです(H20.12)



わかりずらい写真ですが 女の子用の背守りです。男児とは 縫い目の方向が 違います。
これも 孫のお宮参りに作りました(H22.11)



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