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MSXのFDD修理に関するページ。by et_levin
2013/02/07 6:33:19 AM
パソコンのモニタを眺めているだけでは見えないことが、紙に印字すれば見えてくるかもしれません。

MSXのFDDにエラーが発生するようになったら、まず下記の事項を確認しましょう。
下記の処置で解決しなければドライブ自体の交換が必要と思われます。交換は自己責任で行ってください。

部位 確認事項 下記の処置でFDDが復活する可能性があります。
@ コネクタや配線。 コネクタの抜けや接触不良、配線の断線。 コネクタの挿し直し、コネクタ付近の清掃(ほこりの除去)、接点復活剤の使用、断線部分の修復など、それぞれの状況に応じて適切な処置を行う。
A ドライブのヘッド。 ヘッドの汚れ。 肉眼ではわからないので、クリーニング液(テープデッキのヘット用)を綿棒に含ませてヘッドの掃除をします。(湿式のフロッピー型クリーナーでは落ちない汚れがあるようです。)読み込み時に異音がしたり、フロッピーのディスク面に円状に傷ができたりします。
B FDDベルト。 FDDベルトの状態。 ベルト式のドライブでは、モーターの回転を伝えるためにゴムベルトが使用されています。年数の経過によりこのベルトが伸びて緩んだり、劣化して切れたりして回転を伝達できなくなっている場合があります。この場合はベルトを新品に交換します。

MSXのFDDのベルトの型番。
メーカーのサービスセンターに在庫を問い合わせて、在庫があれば大手電気店(電撃倉庫では大丈夫でした。)で取り寄せしてもらえるようです。(PanasonicのFDDベルトは、ベルトの費用のみで取り寄せしてもらうことができました。(2003年5月)ありがたいことです。)Panasonicのベルトの型番ゼロひとつ足りなかったのを修正しました。(2006/01/06)すんません。

品名 型番 メーカー 対応機種
FDDベルト DFWV75C0009 Panasonic FS-A1F/FX/WX/WSX/ST/GT(MSX2/MSX2+/MSXturboR)
ヒラベルト 9-994-678-01 SONY HB-F1XDmk2, HB-F1XDJ, HB-F1XV

FDDのベルトの自作。
入手不可能ならば自作するしかないということで、その方法です。

ゴムシートをコンパスカッターを使用して白丸のように切り取ります。ゴムシートの厚さと内径をうまく調整すればベルトの代用品が作成できるようです。(ただし、モーターに問題がなく動力を伝えるベルトのみが伸びたり、切れたりして動力が伝達できなくなっている場合です。ビデオデッキにも応用可能かも。
コンパスカッター円状に切るためのカッターです。


MSXのFDD交換について。
(34PIN or 26PIN or 24PIN)
現在新品で入手できるDOS/V用FDD(34PIN)にはREADY信号がなく、34PIN同士を接続しても正常に動作しません。といってもケーブルを加工すれば使用できます。(そのまま接続しても使用できる機種(FS-4600F?)があるという未確認情報があります。)

全般

DOS/V用FDD(34PIN)に換装する場合。(基本的には、ケーブルを加工するだけです。)
<共通事項>

DOS/V用FDDには、READY信号がありませんので、”READY”に”GND”を接続する方法で対処します。しかし、この方法ではディスクの有り無しにかかわらず、常にドライブがREADY状態になるために、
アクセスした時にディスクが入っていないとエラーになったり暴走したりします(解消法:常にディスクを入れておくか、”READY”と”GND”の間にスイッチをつけ、使用するときだけONにする。もっと高度な方法もあるようですが、ここでは触れません。)
<34PIN>SONY系のMSX
ピンの数が同じで信号の位置もだいたい同じなので、”Drive Select 1”どうしを接続し、”READY”に”GND”を接続すると使用できます。下の図解で理解していただけると非常にありがたいです。でも、作業は自己責任で行ってください。こちらでは失敗しても責任もてません。

33ピンと34ピンの2本の線を切断します。 33ピン(GND)と34ピン(READY)を接続します。これだけでも使用できますがC,Dドライブと認識されます。 10ピンと12ピンを接続します。これで正常なA,Bドライブと認識されます。

<26PIN or 24PIN>Panasonic系のMSX
ピンアサインを確認し、同じ信号か、対応する信号同士を接続します。(下の方にピンアサイン表を載せていますので、参考にしてください。)”READY”に”GND”を接続します。電源ケーブルを用意し、赤に5Vを接続して電源を作成します。26PINは通常のケーブルです。24PINはケーブルがフィルム状なので、34PINコネクタを用意し、フィルムケーブルに配線を直接半田付けするとか、基盤から直に配線しないといけません。

FS-A1F(26PIN)
”DriveSelect0”に”DriveSelect1”、”Motor On”に”MotorEnable1”、5V(3,5,7)のどれかを電源の赤、N.Cの1本を電源の黄、他は同名の線を接続、N.Cは電源以外には接続しませんでしたが、問題ないようです。
34PINと電源のコネクタの位置が同じでないFDDを使ったほうがよいと思います。(今回使用したMITSUMIのD353M3D(黒)は、位置が同じなので、コネクタ付近の配線が混みいってしまいました。)
”Ready”に”GND”を接続しましたが、起動時にフロッピーが入っていれば問題ないようです。(ディスク無しだと青い画面で止まってしまいます。また、ディスクが入っていてもROMを起動させるとアクセスランプがついたままになるようです。)
繋ぎ換えの作業は、結構根気がいります。(3時間程度かかりました。)しかし、一度繋ぎ換えれば、次からはドライブの交換だけで済みますのでやる価値は大いにあると思います。末永くMSXを使うためには必要な作業です。
HBD-20W(34PIN)
YD-702D-6639D(READY信号あり)の組み込みでは、MSXの 10(Drive Select 1) を 6639Dの 12(Drive Select 1) に繋ぎ換えだけで、問題なく使用できます。DOS/V用FDDの場合は、それに加えて33(GND)と34(Disk Change)を繋げば、MSX側でReady信号が入力されていると認識するので使えるようになるはずです。
DOS/V用、YD-702D-6639Dは、純正のFDDに比べて高さが足りないので、そのままでは窓の高さに合いません。DOS/Vのマザーボード用の六角スペーサーを使用するとちょうどよい高さになります。これで窓を加工しなくてもよくなります。
YE-DATA社FDD(34PIN)
YE-DATA社のYD-702D-6639DというFDDは、ジャンパの設定によりREADY信号を出力できます。(2003/06時点では、サンワテクノス(全国に支店があるようですので各自問い合わせてみてください。)という代理店経由で6千円(税別)で入手可能でした。大手電気店では取り寄せできないようでした。)
34PINどうしの交換ならば、信号の位置は、ほとんど同じです。ケーブルの”Drive Select 1”同士を接続するだけです。(そのまま接続しても使用できますが、ドライブの割り当てがC、Dドライブになってしまいます。)私はYD-702D-6639Dのジャンパの設定を、T2、DS1、IF、RY ショート にして使用しています。
YD-702D-6639Dの詳細は、YE-DATA社ホームページにあるPDFをご覧ください。また、26PINのYD-702J-6637J(READY信号あり)というスリムFDD(普通のドライブの半分の薄さ)もあるようです。ただし、こちらは、26PIN同士でもピンアサインが一致しないので、あえて選択する必要はないかもしれません。
*YD-702D-6639Dは、MSXユーザーだけでなく、FM-TOWNSユーザーにとっても有効なフロッピードライブだと思われます。
FM-TOWNS用FDD(34PIN ready信号有)
ソニー系は、完動品のFM-TOWNS用FDDを入手できれば、交換だけで使用できるようです。panasonic系は、要繋ぎ換え。

FDDのピンアサイン。
下記の表で * はオプション設定(ジャンパピンで設定可能。) 34PINの奇数ピンはGNDです。PINの数字でカッコのあるものは換装の際、未接続でよいものです。名称が異なるが接続しなければならない部分、繋ぎ換えなければならない部分はセルの色を同じにしました。

MSX(34PIN) AT互換機用
(34PIN)
YD-702D-6639D
(34PIN)
1 GND NC 2 High Density 2 Mode Select
/
Disk Change*
/High Density*
2
3 GND NC 4 NC 4 High Density* 4
5 GND NC 6 NC 6 NC 6
7 GND INDEX 8 INDEX 8 INDEX 8
9 GND Drive Select 1 10 Motor Enable 0 (10) Drive Select 0 (10)
11 GND Drive Select 2 (12) Drive Select 1 12 Drive Select 1* 12
13 GND Drive Select 3 (14) Drive Select 0 14 NC 14
15 GND Motor on 16 Motor Enable 1 16 Motor on 16
17 GND Direction 18 Direction 18 Direction Select 18
19 GND Step Pulse 20 Step Pulse 20 Step 20
21 GND Write Data 22 Write Data 22 Write Data 22
23 GND Write Enable 24 Write Enable 24 Write Gate 24
25 GND Track 0 26 Track 0 26 Track 00 26
27 GND Write Protect 28 Write Protect 28 Write Protect 28
29 GND Read Data 30 Read Data 30 Read Data 30
31 GND Side 1 Select 32 Select Head 32 Side 1 Select 32
33 GND Ready 34 Disk Change (34) Ready/Disk Change* 34


FS-A1F
(26PIN)
AT互換機用
(34PIN)
YD-702J
6637J
(26PIN)
1 NC Ready 2 High Density (2) 1 +5V INDEX 2
3 5V INDEX 4 NC 4 3 +5V Drive Select 0 4
5 5V Drive Select 0 6 NC 6 5 +5V Disk Change (6)
7 5V NC 8 INDEX 8 7 NC Ready 8
9 NC Side 1 Select 10 Motor Enable 0 (10) (9) High Density Motor On 10
11 NC Motor on 12 Drive Select 1 12 11 NC Direction 12
13 NC Direction 14 Drive Select 0 (14) (13) Mode Select Step 14
15 NC Step 16 Motor Enable 1 16 (15) GND Write Data 16
17 GND Write Data 18 Direction 18 17 GND Write Gate 18
19 GND Write Gate 20 Step Pulse 20 19 GND Track 00 20
21 GND Track 00 22 Write Data 22 21 GND Write Protect 22
23 GND Write Protect 24 Write Enable 24 23 GND Read Data 24
25 GND Read Data 26 Track 0 26 25 GND Side 1 Select 26
Write Protect 28
Read Data 30
Select Head 32
Disk Change (34)


FS-A1WX/
WSX/ST/GT
(24PIN)
AT互換機用
(34PIN)
YD-702J
6637J
(26PIN)
1 +5V +5V 2 High Density (2) 1 +5V INDEX 2
3 NC +5V 4 NC 4 3 +5V Drive Select 0 4
5 +5V Ready 6 NC 6 5 +5V Disk Change 6
7 GND GND 8 INDEX 8 7 NC Ready 8
9 Side 1 Select GND 10 Motor Enable 0 (10) (9) High Density Motor On 10
11 Read Data Write Protect 12 Drive Select 1 12 11 NC Direction 12
13 Track 00 Write Gate 14 Drive Select 0 (14) (13) Mode Select Step 14
15 GND Write Data 16 Motor Enable 1 16 15 GND Write Data 16
17 GND Step 18 Direction 18 17 GND Write Gate 18
19 Direction Select Motor on 20 Step Pulse 20 19 GND Track 00 20
21 NC Drive Select 22 Write Data 22 21 GND Write Protect 22
23 INDEX Disk Change 24 Write Enable 24 23 GND Read Data 24
Track 0 26 25 GND Side 1 Select 26
Write Protect 28
Read Data 30
Select Head 32
Disk Change (34)

34PINコネクタ。(ケーブルは、左から1→34の様に並んでいます。)

2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33

FDDの直流電源コネクタ・ピン配列。(YD-702D製品仕様書より。)

上(above)
ピン番号 4(黄)yellow 3(黒)black 2(黒)black 1(赤)red
名称 NO CONNECTION +5V RETURN +5V RETURN +5V DC