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京極 夏彦 

第0回メフィスト賞受賞者と称される妖怪好き。
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一番最初にこの人の作品を読むなら?

姑獲鳥の夏

デビュー作にして「百鬼夜行」シリーズ第一作目、「姑獲鳥の夏」。
東京・雑司が谷の医院に流れる不思議な噂。
娘は20箇月も身ごもったままで、その夫は密室から失踪したという…

舞台は戦後すぐの日本。主要登場人物は変な三十代の中年男たち。
これをミステリーといったら怒ります。(解けねえよ!!)
文学的な雰囲気のある小説。
妖怪が「これでもか!」というほどに概念として出てくる。
しかし「妖怪とは不思議を説明する装置」として語られており、この世にあらざるモノとして実際に出てくるわけではない。 しつこいまでに論理的。

読書に慣れてない方には、ちょっとキツイかもしれないので「
巷説百物語」のほうがお勧め。

作品一覧
百鬼夜行シリーズ
「姑獲鳥の夏」からはじまる。
この世の不思議や不条理、謎などに「妖怪」としての名を与え、祓い落として行く。
基本的に一冊で完結(宴を除く)。が、前作のネタばれなどがあるので順番に読むほうがいい。
  関口巽
小説家。犯罪に巻き込まれる役。というかかきまわす役。被害拡大型。
読者の感情移入役・語り手と思われる。
社会不適応者・生活能力皆無・猿顔・赤面症・失語症その他欠点を挙げるとキリがない。
長所は何もない。
  中禅寺秋彦
通称京極堂。
古本屋で神主で憑き物落とし。事件の解決役。
筆者の代理と思われる。
彼の薀蓄は素晴らしく長い。それはもう泣きたくなるほどに。
常に本を読んでいる妖怪好き。石地蔵。
  榎木津礼二郎
探偵。自称神。
他人の記憶が見える能力を持つ。
眉目秀麗・頭脳明晰・運動万能・最強最悪・唯我独尊。
性格が変人過ぎてもう何がなんだかわからない。もはや称えるしかない。
  木場修太郎
元職業軍人の刑事。事件の捜査役。
しばしば暴走する。よく警察をクビにならないものだ。左遷はされまくり。
時折すごい推理力を発揮する。
顔が四角くゴツイ。が、外見に似合わず繊細な性格…らしい…?


 


巷説百物語シリーズ
又市一味が表のやり方、裁き方ではどうにもならないことを騙してまとめて丸めて捏ねて、一件落着!に持ってゆく。
(その準備及び実行過程をまとめて仕掛けと呼ぶ)
基本的に一冊で完結する短編集。が、順番に読むほうが続巷説・後巷説で泣けます。
    御行の又市
口から先に産まれた小悪党。
何か理不尽なこと不条理なこと不思議なことが起きたら、
すべてコイツが元凶と思って構いません。
  考物の百介
大店の若旦那。が、店の実権は早々に番頭夫妻に譲り、楽隠居の身。
三度の飯より怪談・奇談好きの妖怪好き。
全国各地の妖怪話を収集している変な人。
仕掛けでは、その妖怪に関する無駄に豊富な知識を披露し、
不思議な出来事にもっともらしい説明をつけてゆく。
自覚してやるときと無自覚にやるときあり。
  山猫廻しのおぎん
又市一味の紅一点。
年齢不詳の謎の女。
仕掛けでは小道具を操ったり
幽霊や妖怪の役をしたりする。
とにかく又市一味の一人と覚えておけばOK。
  事触れの治平
結構重要な役回りのはずなのにアニメでは存在を抹消されている気の毒な人。
仕掛けでは動物を自由自在に使ったり
手引きや妖怪の役をしたりする。
とにかく又市一味の一人と覚えておけばOK。
 

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