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「2008年度 嬉しかった怪魚ベスト10 年賀状」
2008年を思い返せばまさに「日々是怪釣」の1年。
旅は8カ国・120日に渡り、様々な怪魚・怪人との出会いに楽しく濃厚な年であった。
2008年を振り返り、再び何処かの水辺に旅に出るまでの退屈な時間をやり過ごそう企画!


第一位 「アルビノ鯰(秋田・11月)」
冬の訪れを告げる冷たい雨が降りしきる中、
その時、僕らの目の前に「溝神様(どぶがみさま)」は降臨した…。


モンゴルから帰国すると、日本はすでに秋だった。
我が国の都市部河川のナマズの魚影の濃さに改めて驚かされる。
冬の訪れを告げる冷たい雨が降りしきる中、手にしたのは黄金色に輝くアルビノナマズ。
地元秋田にも怪魚が生息していることを知る。



第二位「美しいシクリッド(マラウイ マラウイ湖・6月)」
北はエジプトから、南はアフリカ大陸の最南西端・喜望峰まで、
陸路での総移動距離約1万3千3百2十kmに渡るアフリカ大陸縦断の旅。
5カ国目、アフリカ南東部の小国マラウイ。
アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の南端に位置するマラウイ湖。
カヌーを漕いで沖に浮かぶ島々に渡ると、見たことのない美しいシクリッドが入れ食いである。
初めて出会う美しい宝石のような魚達に満足感に包まれて湖を後にした。


第三位「アフリカンキャットフィッシュ(エジプト ナセル湖・5月)」
砂漠に昇った朝日に頬を焼かれて目を覚ます。
と、その時、目の前約20mの湖面が盛り上がると同時に「ザバッ」という音が鳴り響く。
ゆっくりとラインが引き出され、やがてけたたましくドラグ音が鳴り響き、慌ててロッドを手に握る。

約5分後、足元に横たわったのは闇黒大陸最大級の鯰アフリカンキャットフィッシュ!


第四位 「サクラマス(秋田・2月)」
雪に閉ざされた極寒の季節、2月。
例年であればロッドは部屋の片隅で埃を被っているはずだが、昨年は冬桜に初挑戦。
初日、運良く64cmのグットサイズを手にしてしまったため、釣り魂に火が付いてしまった。
冷たい氷に打たれ、強風吹き荒れる氷点下の雄物川。
1日中ルアーを投げ続けてノーバイトノーフィッシュが普通の忍耐の釣り。
だが、1匹を手にした時、凍える体に熱く流れ始める感動が忘れられない。
2009年度は冬サクラマスから始動しよう!
「極寒に、咲かぬなら、咲かせてみよう冬桜!」



第五位
 「タイメン(モンゴル・8月)」
包丁を振り回す遊牧民の襲撃、相変わらずの無茶苦茶な草原の旅。
遊牧民の襲撃に怯え、風の音にさえ怯える日々。
体力・精神の限界で水面を割って優雅に躍り出た自己最大のタイメン。
喜びさえ沸いてこない満身創痍の思い出の1匹。


第六位 「ミズダコ(秋田・4月)」
最大で2.5m・30kgオーバー! そんな怪物が身近な秋田の海に潜んでいるとは思ってもみなかった…。
海底をタコテンヤで叩いていくだけの地味な釣り。
だが、1度タコが針に掛かると極太のロッドが限界寸前まで曲げられ
リールシートが歪んで悲鳴の様な軋み音を発する。
超絶パワーフィッシンング!



第七位 「ノーザンパイク(モンゴル・8月)」
集中豪雨の影響で川はお汁粉色の濁川と化し、タイメン釣行は中断を余儀なくされる。
憂さ晴らしにテルヒンツァガーン湖を訪れると、水草の陰から突如現れた10kgオーバーの怪物ノーザンパイク!


第八位「雷魚(秋田・7月)」
久々のフロッグゲームで2008年初の雷魚を手にする。
バイトの瞬間にもう1匹が反応していたのに気付き、再び同じコースを通すと「バフッ!」。
近距離だったので速攻で岸にずり上げるとなんと89cm! やっぱり雷魚ゲームは楽しいよね。



第九位「淡水フグ(エジプト ナセル湖・5月)」
警戒心が低く、ルアーをじっくりと観察しながらどこまでも追ってくる。
足元まで追って来て初めて俺に気付き、驚いて逃げてゆく姿が間抜けである。
釣れると同時に「ホフッ、ホフッ」と空気を吸って体を膨らます一生懸命な仕草がとても可愛い。
その愛嬌のある姿で心を和ませてくれる珍魚であった。



第十位「ナイルパーチ(エジプト ナセル湖・5月)」
エジプトでナイルパーチの巨大サイズを追い求める。
ガイドとの戦略の相違が限界に達し、ロッドを叩き折っての大喧嘩。
和解した数日後、このナイルパーチを手にするが、彼の勧めるポイントで釣ったこの1匹が最大魚になるとは皮肉なものだ。
あの日、湖底へと姿を消した巨神の幻影を想うと、色褪せて映る悲しい1匹。
砂漠に浮かぶ巨大湖、灼熱の太陽に晒される拷問のような釣りも、1月の秋田で凍えていると、恋しくなってくるから不思議である。


旧年中は大変お世話になり、心よりお礼申し上げます!今年もどうぞよろしくお願いします!
2009年元旦  世界怪魚釣行記 管理人 武