北海道・真駒内行動報告 5/15〜17日

 5月15日、真駒内駐屯地で、見送り式があった。私は、今回派遣される隊員やその仲間、また家族のみなさんに対し、イラク派遣に反対している隊員家族と元自衛官たちの気持ちを伝えたいと思い、今回の行動に至った。現地では、百万人署名運動・北海道の仲間のみなさんとともに行動をした。

15日
 この日は、ほっかいどうピースネット主催のピースウォークに参加。その後、真駒内駐屯地に対し、請願行動を行なった。百万人署名運動・北海道に続き、隊員家族と元自衛官連絡会、反戦行動共同委員会が請願を行なった。請願には、業務隊の坂本二佐が対応してくれた。請願後は、派遣隊員がでてくると思われる東門近くに回り込み,駐屯地にむけて、隊員とその家族に派遣反対の声をともに上げようと呼びかけた。15時過ぎ、見送り式を終えた家族が門から出てこられた。私たちの横を通る隊員の家族にアピール・ビラを手渡し訴えた。家族の方とは、対話は出来なかったが、さらに状況が悪化している戦地に夫や息子・娘を送ることになり、複雑な心情ではないだろうかと思った。旭川では、家族が営内班の隊員を連れ戻しに来るということも起きていたという話を聞いた。私の母親も、私がカンボジアへのPKO活動に参加したいと希望していた頃は、よく反対の電話をしてきたもんだ。


         
 
ほっかいどうピースネット主催のピースウォークに参加。札幌市内で派遣反対を訴えて歩いた。


    
   請願文を読み上げる      業務隊の坂本二佐が対応してくれた。 百万人署名運動・北海道
 

           

       駐屯地そばから、見送り式に参加している隊員や家族へ呼びかける。


16日
 この日は、午前11時より、旭川駐屯地正門前で駐屯地の隊員や周囲の官舎に住む隊員や家族に向けて呼びかけた。そこでは、3月に来日されたアメリカの「発言する軍人家族の会」のヴィッキー・マンクさんからのアピールを読み上げ、ヴィッキーさんたちが日本の自衛隊員や家族に呼びかけていることを紹介した。また、雨の中ではあったが、窓を開けてくれた方もいた。
 午後からも、外出してくる隊員や帰ってくる隊員にビラを配った。傍らで、ちゃんと目を通してくれる隊員もいた。

             

政府は、黄色いハンカチを利用し、「反対するのではなく、無事任務を果たし、帰ってくることを祈りましょう」とみなさんの意識をそらさせようとしていますが、そうではなく、「今すぐ撤退させて、帰らせましょう。」と訴えるべきではないでしょうかと呼びかける。


17日
 この日は、7時から地下鉄自衛隊前駅で、出勤してくる隊員たちにアピールしビラを手渡した。また、千歳の第2空団前でもビラを配った。

      

真駒内駐屯地東門                        第二空団          

今回、隊員や家族のみなさんのイラク派遣に対する意見を直接、聞くことは出来なかった。しかし、派遣に反対し、起ち上がっている隊員家族や元自衛官たちがいることを知ってもらうことはできた。
 私たちのホームページを見ていただいている、隊員のみなさん、家族のみなさん、元自衛官のみなさん、隊員たちを戦地へ送らせないために、ともに考え、ともに派遣反対の声を上げていきましょう。



  今回配ったビラの一部より
 隊員のみなさん、家族のみなさん、私たちの声を聴いてください。

                元陸上自衛隊 第三後方支援連隊衛生隊 陸士長 三尾雅信

 
 
私は現職時、何の疑問もなく政府を信用していました。また、自衛隊は日本を守るものだと信じていました。しかし、国家権力は、戦争に反対している人々に対し、不当な弾圧を加えています。立川のテント村の件は、みなさんもご存知でしょう。なぜ、隊員や家族のみなさんへ派遣反対を呼びかけるためのビラを官舎に配っただけで、逮捕され、起訴までされなければならないのでしょうか。なぜ、そこまでして反戦運動を潰そうとするのでしょうか。おそらく、みなさんは政府からこの派遣が、さぞ正しいように聞かされていると思います。みなさんが、真剣に考え、反対の行動に起つことを恐れているからです。

私は92年のカンボジアへのPKO派遣に参加は出来ませんでしたが、熱望していた隊員の一人でした。当時は、親の反対も聞く耳を持っていませんでした。みなさんが、自衛官としてやりがいを捜し求められていることは、私にもよくわかります。しかし、今回のイラク派遣は、米英の占領政策を支えるものは明らかです。航空自衛隊はどうでしょうか。イラクの人々を押さえつけるための武装した占領軍を輸送しています。占領軍への支援が、ファールージャなどで起こっている無差別攻撃につながるのです。隊員のみなさん、罪もないイラク人が米兵から暴行を受けているのを目前にし、助けることが出来るでしょうか。スペイン軍は、一方的な米軍の攻撃を目前にし、「理解も同意もできない紛争の目撃者となるしかすべがなかった」と答え、撤退を決断するに至りました。

 隊員のみなさん、家族のみなさん、このまま自衛隊がアメリカ政府や日本政府の戦争道具に使われてよいのでしょうか。私は、自衛隊に入隊していたことを後悔していません。つらかった思い出、楽しかった思い出は、いまだ忘れてはいません。隊内には、お世話になった上官、同期や後輩などの大切な人達もいます。私は、大切な人をはじめ、みなさんを侵略者の手先にさせたくありません。また、犠牲にもさせたくありません。この日本が二度と戦争を起こさせないためにも闘っていきます。

みなさんの中にも、今回の派遣に、疑問・不安・怒りをもった方もいると思います。前回、北海道を訪れたとき、家族の方から励ましの声を掛けて頂きました。私は、これからも自衛隊を戦地から撤退させるために声をあげ続けていきます。ぜひ、みなさんが、私たちとともに、声を上げてくださることを願っています。