ショージ・ブッシュの嘘、何千の死

 およそ600人の合州国兵が死んだ。数千人が病みあるいは傷ついた。30,000人以上のイラクの人々が死に、その国土は完全に荒廃させられた。$100,000,000,000を超える--教育、仕事、医療保障、住宅、退役者給付に必要な--ドルがイラクへのこの戦争にすでに使われた。
  戦争の開始から一年、これほど多くの被害と消耗を残すなかで、疑いの余地の無い一つの事実がある:ジョージ・W・ブッシュは百も承知で完璧な虚偽に基づく戦争にこの国を引きずりこんだ。
  ブッシュの嘘は多い。ブッシュはイラクにはサリン・ガス、 マスタード・ガス、VX神経薬剤を含む500トンの化学兵器があると言った。一滴たりも見つかっていない。
  ブッシユはイラクには世界の何処ヘでも化学兵器を撒き散らすことが出来る飛行編隊があると言った。一機たりもそんな飛行機は見つかっていない。
  ブッシュはイラクが9/11の攻撃をやったと主張した。イラクとアル・カイダや9/11を結びつける一片たりの証拠もいまだ示されていない。
  ブッシュはイラクがニジェールからウラニウムを購入しようとしたと主張した。この主張の基になった書類は偽りであり、ブッシュはそのことを知っていた。
  ブッシュが主要な戦闘は終ったと宣言した後、合州国兵は解放されたなどと決して感じていないイラクの人々からの絶え間ない抵抗に直面している。ブッシュは軽々しく「かかってこい」と言い、軍服を着た若者達に対するさらなる攻撃を促した。ブッシュの軽々しさはもっともだ。ブッシュやチェイニーの子供の誰一人も軍服を着ていない。かれらは、働く人々がブッシュの嘘の対価を払っている間も私立大学でパーティーをやっている。
  プッシュはその罪状を問われ捕われねばならない。何百という合州国兵と何千というイラク人の血は彼の手にかかるものだ。
  一年以上前ブッシュは「我々につくかテロリストにつくかだ」と言った。しかしブッシュの戦争は地球規模のテロリズムである。ブッシュの戦争はあらゆる国際的基準において違法である。
  私達の全てが、軍の人々を含め、難しい選択に直面している。私達は、誰に選ばれたわけでもない犯罪人の〈最高指令官〉からの命令に従い続けるのか?それともこの暴虐に対して立ち上がることを選ぶのか? 歴史は制服と帝国のための他のすべての戦争を断罪してきたようにブッシュとその「終りなき戦争」を断罪するだろう。正義のために戦う道を選ぼう!
  軍の多くの隊員がその選択をなしつつある。この違法な戦争を避けようとAWOL[無断離隊]した人はすでに600を超える。良心的参戦拒否者資格の申請は100を超えた。他にも軍隊内部で自主的に組織し発言しつつある人達がいる。
  SNAFUは、この犯罪的な戦争を拒絶するすべての軍隊員を支持します。より詳しくは私達に連絡して下さい。


                      イラクで死んでいるのは誰か?

「ルイスヴィルでいわゆるニグロが犬のように扱われているのになぜ[軍は]私に軍服を着て国から何千マイルも行ってヴェトナムの褐色の肌の人達に爆弾や銃弾を落とせと言うのか?」
―良心的参戦拒否者、ムハマド・アリ

  ディック・チェイニー副大統領、ハリバートンCEO[最高経営責任者]デイブ・レッサー、そしてシェブロン・テキサコのデイブ・オレイリーの共通点は何か? 彼らはみな金持ちの白人の男性である;彼らの誰一人も軍服を着たことがない;そして彼らはみなイラク戦争で富を作りつある。  ロリ・アン・ピエステワ、ジーザス・ソーレス・デル・ソラー、ケンダル・ウォータースベイの共通点は何か? 彼らはみな有色の人々であり、彼ら3人はみなイラクへの戦争で死んだ。
  CNNによれば、これまでにイラクで死んだ兵士の半数近くが有色の人々である。ジョージ・ブッシュが「かかってこい」と合州国軍への攻撃を軽々しくけしかけるなかで、彼の偽りの戦争で不釣り合いに多く死んでいるのはラティノ、アフリカ系アメリカ人、先住民、またその他の有色の人々である。
  これは驚くことではない。結局は、軍隊が市民生活のなかで生計や教育の機会がほとんど得られない人々にとって最後のよるべになることは多い。軍募集員は、高度な技術的職業訓練や大学行きの膨大な費用を約束するという見えすいた宣伝キャンペーンで、そういう社会に周到に狙いをつける。募集員は実際に先住民から募集するためにカナダへ、またグリーンカード[アメリカの居住許可証]所持者を募集するためにメキシコのティフアナへ出向いてきた。
  これは今に始まったことではない。ベトナム戦争をとおして黒人兵は、国内で基本的人権を否定されているなかで、不釣り合いに多くが前線に送られ、そこで膨大な犠牲者を出した。
  その結果、黒人の兵卒達は戦争に抵抗する先頭にたった。「どこでも見られる光景は、黒人兵が、自分のものとは決して思ったことのない戦争に抗して左のこぶしを握りしめている姿である」とル・モント紙は報告した。抵抗はじつに広範にひろがったため、かれらとベトナム人の相互の合意で戦争が実際に10日間止まった−一度はホー・チ・ミンが死んだとき、もう一度はマルチン・ルーサー・キング師が暗殺されたときである。
  今の戦争でも、兵士達が自分達の真の敵はイラクの人々ではなくワシントンとウォール・ストリートの戦争屋達であることを知るにつれて、兵隊達の内部での抵抗が大きくなりつつある。ニューヨーク市の憲法権利センターの理事長、ロン・ダニエルスもこう言っている。「われわれはイラクに対する戦争がわが国の何百万という人々の夢と希望を、それとともに何百万の有色の人々や貧しく勤労する人々のそれらを、消し去るものだということを見なければならない。」


                     いかに兵卒が戦争を止めることができるか:
                    組織し、学習し、そして抵抗しよう!
〔隊内の抵抗〕
  イラクの血の占領が続き、GI[アメリカの兵卒]とイラクの人々が日々死んでいくなか、軍服を着た多数の若い女と男達は自分達が嘘と貪欲にたつ戦争を戦っていることを知り、この戦争を止めるために何が出来るのかと問いかけ始めている。歴史は、ひとたび兵隊達が自分達は巨大産業の利益のための手先として使われていると気づくや、かれらが急速に強力な反戦の抵抗部隊になることを示している。
  ベトナム戦争の歴史のしばしば忘れられている部分は、戦争の終結においてGIが果たした役割である。1968年のテト攻勢で合州国が膨大な犠牲をこうむった後、兵隊達の中から反乱が起き始めた。それは少人数および個人に始まり全中隊にまで拡がった。1968年にはベトナムで68件の戦闘拒否事件が記録されている。1969年までに全部隊が命令拒否を起こしている。1970年までに第1航空機動師団だけでも35回にわたる戦闘拒否があった。
  兵士達の怒りはものすごく“フラッグ行為”--上官に向けて手榴弾を使うことのGI用語--がベトナムで広がった。軍は今もって1,400名の士官および下士官の死亡理由を挙げられずにいる。この数字は、公的な〈フラッグ〉の統計と合わせてみると、この戦争で死んだすべての士官達の20から25パーセントは“敵”ではなく合州国兵士の手にかかるものであることを暗示している。1971年までに、アメリカル師団という一つの師団だけで、〈フラッグ〉は週平均1回を記録した。兵士達は、下士官兵達のカンパ資金提供で集められた賞金をも、特に軽蔑すべき将校にふりむけた。
  戦争が長引くとともに多くの兵士が敵はベトナムの人々ではなく、大企業、政治家、そして将校達であることを知った。多くの部隊が「敵」との接触を意図的に避け、幾つかの所では非公式な停戦状態に入った。ベトナムの兵士達は先に撃たれない限り、赤いバンダナとピースサインを付けた合州国軍を撃つことを止めた。
  反乱と戦闘拒否に加えて、GI達は組織し始めた。アンディ・スタップ兵卒はアメリカ軍人組合(ASU)の創設に意を尽した。ASUとその新聞〈The Bond〉[絆]は、何千もの兵士に反戦の観点と抵抗の物語に目を向けさせた。
 もうひとつのGI新聞〈Right-on-Post〉[真の部署に]は書いている。「われわれは真の敵を知った…それは利益だけをめざす資本家である…彼らはわれわれを死へと送り出す軍隊を牛耳っている。彼らは黒人や褐色の人々の居住地域を制圧する警察を牛耳っている。」
 1970年までに軍の脱走者は65,643人--4個歩兵師団に相当--になった。サボタージュ行為はUSS[合州国艦]レインジャー、USSコンステレーション、USSアンダーソン、その他の艦船を機能マヒに追い込んだ。1972年にはUSSコンステレーションの乗組員100人が座り込みを行い、そのため船はサンディエゴに戻らざるをえなかった。
 1971年6月にロバート・D・ヘインル大佐は書いた。「知りうる限りのすべての兆候から見て、現在ベトナムに残留している我が軍は、師団単位での戦闘回避や拒否、士官や下士官の殺害、薬物の慢延、そして反乱とまではいかない所でも戦意喪失にあり、崩壊状態に近付いている。」
 ベトナムにおける軍要員のこの抵抗は、市民の反戦運動に支えられるとき、兵士達こそが戦争を止める中心部隊になることが出来るということを示している。軍服を着た人々がひとたび自分達の真の利益は何処にあり真の敵は誰であるかを知るならば、この戦争も止めることが出来る。そのために、私たちはいま組織し、学習しています。もしイラクでの戦争を止めるために組織したり協力したいと思ったら、より詳しくはSNAFUにご連絡ください。
[写真:退役者のデモ隊;(横断幕):我々は忘れない。我々は許さない。〈金持ちと戦おう  彼らの戦争をでなく〉 戦争に反対するベトナム退役者]
[広告文:この戦争はハリバートンの提供によりお送りしました]


              退役者に対するブッシュの戦争

  ブッシュはもったいぶった飛行服姿で「任務は完了した」と言ったが、その政府はたしかに一つの戦いで非常な成功をおさめてきた--退役者に対するそれである。ブッシュが政権について以降300,000人を超える退役者が保健年金給付を失った。50万人がホームレスである。幾つかの在郷退役者病院が閉鎖されつつある。在郷退役者病院での受診待ちは1年を超えることになるだろう。ブッシュの削減案のもとで9,000人もの医師が在郷退役者制度からはずれされる見込みである。
 これでも不足とばかりに、ブッシュ政権は現在イラクから帰還してくる傷病兵への給付も拒否する意志を固めている。
  〈アメリカ退役障害者会〉(DAV)は1920年代以来、合州国の戦闘被害者の各種給付の申込みや在郷退役者協会事務局を通した便宜の援助を行ってきた。この援助申請の手続きがとてつもない--新規申請書類だけで26ページを超える長さがある。 ペンタゴンは今やそのDAVが傷病退役者と連絡を取ることすら「保安」および「プライバシー」を理由にして禁じようとしている。DAVのデイビッド・ゴルマンは「特にある施設[ウォルター・リード軍医療センター]ではわれわれが試みた負傷患者との面談は厳しく制限されてきた」と言う。同氏によると傷害患者は「拘禁状態に置かれ正当な給付を受けるために必要な知識も奪われている…」という。
  ジョージ・W.ブッシュと彼の富める友人連中がイラクの占領からの巨大な契約とたんまりの減税で懐を膨れ上がらせているなかで、傷病兵達はその対価を支払い続けている。
[写真:ホームレス全体の3分の1は退役者である。]

                 ビデオが暴くペンタゴンの核兵器計画
                汚れた金属:劣化ウラン、ペンタゴンの秘密兵器
                  Ellen Andors for Peoples Video Network 製作。
                    50分、$20,00。SNAFUで扱っています。

  今は退役している1等軍曹キャロル・ピコウは、第1次湾岸戦争の最中にペンタゴンの劣化ウラン(DU)兵器からの有毒な核粉塵を浴びた。
「私は国を愛する故に志願しました。私は役に立ちたかったんです。」 核をめぐるペンタゴンの忌むべき歴史を暴いたビデオ『汚れた金属』の中で彼女はそう語っている。ピコウは医療部隊に加わり、負傷者の看護と死体の回収のため前線に行った。彼女はペンタゴンのDU兵器からの核粉粒に汚染された地帯で働いた。軍は彼女の部隊に何の防御装備も与えなかった。彼女が病に冒されたときにも軍は彼女の医学的検査を拒否した。
「私には長期および短期の記憶の欠損、毒物性の脳髄炎症、甲状腺機能低下があり、子宮の鱗状癌細胞を疑われています」とピコウは言う。「これはペルシャ湾戦争の退役者にとっての90年代の枯葉剤なのです。」
『汚れた金属』は合州国南西とビキニ諸島での最初の水爆実験から広島と長崎の原爆投下またその中で死亡あるいは発病した兵員と市民への非情な無視ぶりに至るペンタゴンの核兵器使用を追っていく。
 ビデオは、ネバダ砂漠での核実験、先住民の土地のウラン採掘、湾岸戦争ですさまじく焼けただれたイラク軍と戦車、さらに湾岸戦争の退役者とイラク市民の子ども達にもたらされた出産障害の数々を映像で伝える。
  アナ・ロンドンは先住民の鉱夫が被爆によって発病し死亡していった状況を述べている。物理学者で反核活動家のヘレン・カルディコットは、湾岸戦争で使われた百万発を超える砲弾にDUが含まれ、それが発火し噴霧状の粒子となって呼吸とともにた易く体内に入り癌を引き起こすことを解説している。
 第1次湾岸戦争では300トンを超える劣化ウランが使われた。核物理学者のカク・ミチオはDUの粉塵の放射性が数十億年の間続くと解説する。
  元司法長官ラムゼイ・クラークによるイラク人医師達へのインタビューでは、DUに被爆した人の子ども達の白血病および出産障害の増加が語られる。国際行動センターのサラ・フラウンダースはペンタゴンが湾岸戦争を「新しいタイプの兵器の実験場」に用い、その後DU兵器は「武器市場に氾濫した」と解説する。
  このドキュメントは、ネバダ砂漠の爆発実験場で数十年前に被爆し発病した核関連退役者達の胸を打つインタビューでしめくくられる。
 ある退役者は「私達は人間モルモットだったんです」と。
  もう一人の核関連退役者は「これは兵卒が負う負傷ですが、ただ特別なのです。というのは自分だけですまない。他の人間にまで与えますから。自分の子どもや孫にまで。それは恐ろしいことですよ」と言う。
  DU兵器はイラクでの現在の戦争でさらに大量にさえ使われている。ペンタゴンはそれらの兵器の危険性と長期にわたる健康被害を隠蔽し続けている。
  ペンタゴンはなおも核のだましをやっている。軍隊員はそのだましの事実を多少とも知っておこう。