北海道にヒグマに関する意見を送ってください!!
 

北海道標津町茶志骨の当幌川近くの雑木林で9/17日午後10時50分ごろ、標茶町の無職長沢進さん(58)がヒグマに襲われた。
現場には幅約17センチのヒグマの足跡や体毛、食い散らかしたサケの残骸などが残されていた。
当幌川では無許可でのサケの捕獲は禁止されているが、2人は数日前にもサケを捕りに来たという。

9月30日、標津町と別海町でそれぞれ一頭ずつ、ヒグマが捕殺された。
9月17日深夜、標津町茶志骨の当幌川付近でヒグマに襲われ、標茶町の男性が死亡し、襲ったとみられるクマは姿を消したことから、襲撃現場に近い両町が、23日から併せて3カ所に「はこ穴」と呼ぶ捕獲おりを設置していた。30日、捕殺されたのはともに推定8歳の雄。
襲撃現場に残された足跡は13・4aで、足の大きさから捕殺された2頭は別のクマとみられている。 

(日本熊森協会と北海道庁とのやり取り)

熊森「犯人でない可能性が高いのに、近くにいたからって殺してしまっていいのですか。クマの生きる権利はどうなるのですか。道庁では、こんなことが何の疑問も無く常識として行われているのかも知れませんが、私たちから見たら、異常な感覚ですね。絶対に殺すべきでは無かったですよ」
道庁「僕から見たら、そちらこそ、異常ですね。なぜ、クマと人間が同じになるのですか。集落近辺をうろついているクマがいたら、とっておかないと、人身事故が起きたら困るじゃないですか」
熊森「でも、今回の有害駆除は、標津町で起きた死亡事故の事で、出された有害駆除なんでしょう。第一、この事件は、クマだけを責められませんよ。人間側が、夜遅くに川に行って密猟しようとしたのですから、こんな時間に人間が来ることはないって安心してサケを食べていたクマは、びっくりしたでしょう。人間側のルール違反ですよ。その上、捕獲わなにかかった別のクマ2頭まで殺すというのは、どういうわけですか。無茶苦茶じゃないですか。人間としておかしいですよ。クマの命を何と考えているのですか。明らかに、人間のやりすぎ。生命軽視。共生思想の欠如ですよ。それはそうと、捕獲罠の中に入れた誘引物は何ですか」
道庁「知りません」

熊森「なぜ御存知ないのですか。蜂の巣だったら、もう本当に問題ですよ。関係のないクマを遠くから呼び寄せておいて、罠にかかったら殺す。こんな有害駆除がありますか。違うクマがかかったなら、逃がさなければならないのじゃないですか」
道庁「クマは狂暴なのですよ。悪いクマは殺す。当たり前じゃないですか」
熊森「クマにいいクマ悪いクマなどありませんよ。道庁唯一のクマ担当者が、クマは狂暴な動物であるという誤った認識を持っているのは困りますね。クマに狂暴性などないですよ。もっと勉強してもらわねばなりません。餌がないから、人間の所に出てきただけです。北海道も開発しすぎて、クマなどの生息場所がせばめられる一方。クマが出てくるのは、人間が大地を取りすぎたのですよ」
道庁「あなた達の主張は、全く理解できません。じゃあ、どこまで人間が下がればいいというのですか。線を引いてください」
熊森「現地に行かねばわかりません。クマにも喜びやさしさ親子の愛情、みんな人間と同じようにあるのですよ。むやみに命を奪うのは間違っています」
道庁「私たち行政は、人間の安全を考えています。もうあなたの話はいいです」

北海道庁担当者の頭は、いまだに20世紀の人間中心主義のままですね。
人間は、クマたちが造る森によって生かされているという生態系が、彼には全くわかっていません。


今回の事故は無許可でサケを捕獲しようとした人間が引き起こした遭遇事故です。
しかも捕殺された2頭のクマは密猟者を襲ったクマではありません。
サケを捕食するだけで何故射殺されなければいけないのでしょうか
そもそもこの男がヒグマに襲われたのは無許可で当幌川に侵入し、サケを密漁しようとしたからです。責任はこの密猟者にあります。
それにも関わらずその責任をヒグマに取らせようとすること自体許されるはずがありません。

北海道ではサケの密漁が以前から絶えることがありません。
標津町のみならず事態は深刻です。
2006年9月には巡回中の十勝釧路管内さけます増殖事業協会職員が密漁を発見した際に、密漁犯一味の一人に刃物で左下腹部を刺されるという事件も発生しました。
 

サケ密漁者の自業自得事故の結果、何の罪もない2頭のクマが殺されてしまったという事態を、行政は重く受け止めてもらいたいと思います。
ヒグマがサケを捕食するのは当然の自然の仕組みです。
サケを捕食するために川にやってきて、自己防衛で密猟者を襲ったクマさえ射殺するのでしたら、クマはいったい何処へ行き、どうやって生きろというのでしょうか。
密漁者の仇討ちとも思しき愚かな駆除を引き続き行うのであるならば、それこそ言語道断です。
罪もないクマを殺した責任として、謝罪し喪に服することこそ、今やらねばならないことではないでしょうか。
 
サケ密漁者の自業自得事故遭遇への筋違いな復讐猟を止めるよう、道庁に意見を送っていただけないでしょうか。
そして安易に何の罪もない熊を殺し続ける北海道庁に対し厳重注意指導をするように、環境省にも意見を送っていただけないでしょうか。
ご協力の程よろしくお願いいたします。
 
北海道環境生活部 環境局自然環境課 
TEL (011)231-4111 (内線 24-361) 計画推進グループ 
FAX (011)232-6790 
E-mail: kansei.shizen1@pref.hokkaido.lg.jp

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室あて
FAX 番号:03-3581-7090
電子メールアドレス:shizen-choju@env.go.jp

  
 トップページへ戻る