岐阜県高山市にクマに関する意見を送ってください
 

大型連休初日の19日、好天に恵まれ100人以上の観光客でにぎわう岐阜県高山市の乗鞍岳・畳平のバスターミナルが、突然のクマの出現に騒然となった。
関係者によると、クマは午後2時過ぎ、駐車場北側の「魔王岳」登山道付近に現れた。
近くにいた観光客の男性が棒でクマをたたいたところ、クマは男性に襲いかかり、男性を助けようとした近くの山荘職員らにも次々と襲いかかった。
クマは車のクラクションに驚き、県のパトロール隊員用の詰め所に逃げ込んだ。
閉じこめるため入り口前にトラックを横付けしたが、すき間から抜けだし、土産物店などが入った建物に走り込んだ。
クマに向かって消火器を噴射した人もいたという。
9人は高山市内や富山県高岡市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。クマは午後6時頃、同ターミナル1階の土産物店内で猟友会メンバー4人に射殺された。
(体長約1メートル30のさほど大きくもない4、5歳の雄ツキノワグマ)
2009年9月19日23時11分  読売新聞)

クマは人間を見ると逃げ隠れするほど大人しくて臆病な動物です。
クマに出会ってしまった時の対処の仕方は「20m以上距離がある場合は、走らないで、熊の様子を窺いながら、熊から離れること。
 距離が10数mないし数mしかない場合は、その場に止まりながら、話しかけること(最初は普通の音声で、それからは大声で)。そして熊が立ち去るのを待つ。自分も少しずつその場から離れてみる。」です。


今回このような騒ぎになってしまった一番の原因はクマを棒で叩いたり、消火器を噴射したことです。
このようなことをされればクマが恐怖心からパニックになり、人間を襲うのは当たり前です。
ただ食べ物を求めてやって来たのに、いきなり殴られれば誰だってびっくりして抵抗しますよね。
わざわざ人間が娯楽のためにクマのいる所に行くわけですから、クマに出会った時の対処の仕方を学んでおくべきだったのではないでしょうか。
少なくとも場所は山の中、つまりクマの生息地です。かかる一帯で何が起こっても、それは人間の側の自己責任です。 
娯楽で山にお邪魔させていただいている以上、その責任を棚上げにしてクマを射殺するなどという対処の仕方はけっしてあってはならないと思います。 
今後このような事故が起きないよう、岐阜県や高山市並びに観光関係者は事故を未然に防ぐ啓発を徹底し、万一クマが現れた場合は麻酔による捕獲・放獣という人道的な仕方で対処していただけたらと思います。

アメリカ・バージニア州で住宅地にクマが出没し、5時間にわたって 走り回る騒ぎがあったそうです。
体重がおよそ60Kgあるクマが突然、住宅地に出没し、やじ馬が集まる中、クマは自由気ままに走り回り、およそ5時間後に地元警察によってようやく捕獲され、山に帰されたそうです。
もちろん、これはアメリカでは安易に射殺処分はしないという一例にすぎません。
日本では射殺、アメリカでは放獣。絶滅の危機に瀕している熊の対処の仕方を日本もアメリカに学ぶべきではないでしょうか。
 

日本熊森協会の見解
http://homepage2.nifty.com/kumamori/norikurakuma2009919.html

(意見送り先)

高山市役所

電話:0577-32-3333 FAX:0577-35-3162 E-mail:kouhou@city.takayama.lg.jp


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