鶏インフルエンザ゛について

低病原性ウイルス(死亡率が低い)が変異して高病原性ウイルス(死亡率が高い)が発生する恐れがあるからといって弱毒の低病原性ウイルスに感染している鶏まで殺処分することには大反対です。本来低病原性のH5N1に感染しても健康な鶏は発病しません。そのまま糞として排出されるからです。
昨年79年ぶりに高病原性ウイルスが発生したからといって、低病原性に罹っている元気な鶏まで殺すという方針ならばこの先何百万羽という鶏を殺すということです。そんなことをしなくてもワクチンを投与し、毎日定期検査をすれば被害は防ぐことができます。

過去の感染歴を示す抗体が確認されただけで鶏を殺していますが、抗体ができているということは、過去に鶏インフルエンザに罹ったとしてもそれを自然治癒しているという証であり殺す必要が全くないということです。
「他の鶏がウイルスを持っている可能性があるので、念には念を入れて」ということだそうですが、それならばサンプリングの頻度を上げれば済むことであり、無用な殺処分は必要ないのではないでしょうか。
もし今後も抗体が見つかっただけで殺処分を行うのなら、この先何百、何千万羽の鶏を殺す可能性もあり、とても良識ある行動とは思えません。

強毒な鶏インフルエンザが発生した一番大きな原因は現在の大規模養鶏場の経営方法に問題があるからです。
身動き1つ出来ない程の狭いケージに鶏を閉じ込め、過大なストレスを与えることにより免疫力が低下し、低病原性のウイルスに感染しただけでも自然治癒できずに、鶏の喉・腸管で増殖を繰り返しやがて全ての臓器に感染し、高病原性のウイルスに変異するわけです。
ウインドレス鶏舎でも換気口からウイルスは侵入し、免疫力のない鶏たちは新型の耐性菌を作り出す危険性が高いと言われています。
これから先鶏インフルエンザを発生させない為には今の工場的畜産といわれる高密度飼育やウインドレス鶏舎を止めさせることしか方法はありません。
その証拠に放し飼いの自然養鶏場では高病原性の鶏インフルエンザは発生していません。

今の国や地方自治体のやっていることは正気の沙汰とは思えません。予防策という名目で元気な鶏を皆殺しにし、それで全てが解決できたと思っていたら大間違いです。
鶏インフルエンザが発生する原因は鶏に過度のストレスを与えているからであり、現在の工場的畜産を自然養鶏に近い形に方向転換させることです。
それをしなければこれから先も鶏インフルエンザは発生し続けることは間違いありません。これから先新型の鶏インフルエンザを作り出さない為にも国や地方自治体に賢明な良識ある判断を要望いたします。

農林水産省 ご意見窓口

簡潔なご意見で結構ですので皆様にもご協力をいただけたらと思います。

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