<犬の混合ワクチンと防げる病気について>

[ 犬の混合ワクチンについて ]

混合ワクチンは、狂犬病ワクチン(法律で毎年1回)と異なり、義務ではなく任意です。
子犬は母体から、妊娠中は胎盤を通じて、生まれてからは初乳を通じて、病気に対して抵抗力をもたらす物質(抗体)をもらいます。
これを移行抗体(母犬がかかったことのある病気やワクチンを打って作られた抗体)といいます。
抗体は、病原体と結びついて無力化する働きを持っています。
生まれてから、移行抗体は少しずつ低下して行くため、病気の感染が防ぎにくくなります。
混合ワクチンの接種は、子犬が生まれてから2ヶ月から4ヶ月の間に、動物病院で2〜3回行い、
その後は、免疫を維持するために、毎年1回行ってください。
抗体ができるまで(混合ワクチン接種から通常2週間位)は、散歩などはできるだけ控えて、他の犬との接触は避けてください。

* 注意 *
愛犬のため、子犬の場合は生後2〜3回、成犬は毎年一回接種してあげて下さい。
混合ワクチン接種に関する詳しい事は、かかりつけの動物病院の先生にご相談ください。


[ 犬の混合ワクチン接種で防げる病気について ]

[ パラインフルエンザについて ] 2005.11 追加

パラインフルエンザウィルスに感染して起きる病気です。
症状は、咳やくしゃみ、鼻水、発熱等の呼吸器症状(風邪症状)を起こします。
軽い症状で治ることもありますが、他のウィルスや細菌などと混合感染を起こすと重症になり、気管支炎や肺炎等を起こすこともあります。
感染力が非常に強く、感染した犬との接触による直接感染や、感染した犬の咳、くしゃみ等から空気感染を起こすこともあります。
予防法として、犬の混合ワクチン接種により防げる病気です。



[ レプトスピラ症 ] 2005.10 追加

レプトスピラという細菌によっておきる動物由来感染症です。
レプトスピラに感染している犬や他の動物(ネズミ、家畜など)の尿中に、細菌が排泄され環境を汚染します。
この菌は、水の中では長期間生息しますので、水溜りや池などに入って感染することがあります。
そのため、猟犬やアウトドアー派の方の飼犬は、野山で感染することがあります。
犬の場合、腎不全や肝不全が起こり易く、死亡率が高い病気です。
また、ネズミなどから都会地でも感染することがあります。
予防法としては、混合ワクチンの接種ですが、種類によっては入っているのと入ってないのがありますので、接種時に獣医師にご相談下さい。



[ パルボウィルス感染症 ] 2005.09 追加

パルボウィルスによって感染する病気です。
特に子犬がかかると、とても死亡率の高い病気です。
感染経路には、飛沫感染、間接感染、直接感染があります。
感染すると、激しい下痢、嘔吐を起こし、食欲不振、衰弱していきます。また子犬の場合は、突然死することもあります。
問題なのは、パルボウィルスが消毒等に非常に強く、容易に感染力を失わないことです。
パルボウィルス感染症が発生した場合、発生場所や感染した犬の行動範囲内が長期間汚染されることになります。
パルボウィルス感染症の流行が終わった後、半年後に再流行した例もあります。
ともに、犬の混合ワクチン接種により、防げる病気です。



[ ジステンパー ]

ジステンパーウィルスによって感染する病気です。
特に子犬がかかると、とても死亡率の高い病気です。
感染経路には飛沫感染(空気中の)、間接感染(感染した犬が使った物から)、直接感染(感染した犬に触れる)等があります。
感染すると3〜5日位で症状がでます。
最初は発熱、目やに、鼻水がでて、元気、食欲がなくなるなど風邪のような症状がでます。
次に下痢、嘔吐、高熱、咳等が出るようになります。
病気が進むと、ウィルスが脳に入り、震え、痙攣、麻痺などの神経症状がでます。
治療後も神経症状は完全には回復せず、後遺症が残ります。


[情報提供:平成16年度動物愛護ボランティアリーダー養成講座 受講生より]


HOME