
左の写真はアメリカ軍のM1943HBTジャケットとパンツで
派遣当時の韓国軍の被服の元になったものです。(1945HTBでもある)ベトナム派遣韓国軍装備はアメリカ軍のお下がりだろうと思われがちですが、被服に関してはすでに独自のスタイルが確立されていました。派遣前期はHBT生地による厚手のものですが67年以降になるとアメリカ軍のファティーングと同じ速乾性に優れたポプリン生地の物が登場しています。装備に関しては67年頃まではベトナム戦争以前のアメリカ軍装備が供与されていましたが68年頃からはアメリカ軍同様の俗に言う56装備が支給され70年代になると67ナイロン装備も見られるようになります武器もM16やM60などが支給されました。これらの背景には韓国軍がベトナムに派兵する条件として当時の朴政権がアメリカに経済援助の他に韓国軍の現代化を要請して為ともいえます。余談ですが韓国は繊維工業が活発でこのころも南ベトナムの被服や装備の多くが韓国で生産されていました、現在でも第3国の軍服などは韓国で生産されてることが多く、あのイラク軍の軍服も韓国で作られいたことは有名です。


海兵隊のダックハンターのいろいろ。比較的斑点が縦に長く茶が強いのが特徴です。着るとタイトな感じが強調されます。
こちらは米軍のユーティリティーシャツの猛虎師団のパッチ付き階級章から70年代と考えられます。


特戦団の上着のいろいろ右の海兵隊のダックハンターとは違い緑地が強いです。





こちらはポプリン生地に変更された被服ですやはりHBT生地に比べ格段に軽くなっています現地では着心地の差がハッキリとわかったでしょう。服の左胸のポケットのフラップには布製の階級章が縫い付けてあります、この階級章は横線4本の兵長で70年代のタイプですそれまではV字一本が兵長の階級でした。このように下士官以下は左胸に階級をつけます。
こちらは派遣初期のHBT生地による被服です。


メタルタイプの階級章です非常に入手困難で韓国でもなかなか見つかりません、韓国ではレプリカも存在しております。


上、右は医療部隊の兵科章と大尉の階級章の付いた被服。
韓国軍防暑服の左裾にスタンプされている表示


ユーティリティーシャツにつけられた十字星部隊のパッチ(実物)
上の集合写真はジャングルファティーングを着ている兵士がいます。このように韓国軍ではファティーングも着用しています。