登場人物
梶原一騎・つのだじろう版(実在が確認されている人物には生没年記載)
| 人物 | 解説(敬称略) |
| 大山倍達 (1923〜1994) |
この物語の主人公。全日本空手道選手権大会で優勝し、 猛牛と素手で戦い勝利を収める。その後渡米し、以後多数 の海外試合に全戦全勝する。その強さから、彼の手は 「ゴッドハンド」(神の手)と呼ばれた。 後に国際的な規模をもつ極真会館を設立。 |
| 梶原一騎 (1936〜1987) |
この作品の原作者と同時に、極真会館の重役。 他に「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」「愛と誠」 「空手戦争」などを手がけている。 |
| 玄 | 終戦直後、焼野原周辺を縄張りにしていたグレン隊のリー ダー。特攻隊帰りの倍達の空手を見て、自分の組の用心棒 にする。後に店の経営者になる。 |
| 宮本武蔵 (1584〜1645) |
大山倍達が師とした人物。巌流島での佐々木小次郎との 対決は有名。武蔵が完成させた「剣禅一如」を倍達は 「拳禅一如」として目指す。 |
| 有明省吾 | 全日本空手道選手権大会にて倍達の活躍に感動し、弟子 入りした人物。つらい修行にも耐えて頑張って来たが、熊と の対決後、師の悪口を理由に乱闘、その後留置所を脱走し 道場破りをするが、破門後に事故で亡くなってしまう。 死ぬ間際に、乱闘は大山空手のためだったと聞かされる。 モデルは、初期の大山空手門下生で若くして事故死した 春山一郎氏と言われている。 |
| 仲曽根七段 | 空手道選手権大会にて大山空手を邪道だと考え、批判した 1人。空手は一撃必殺ゆえ寸止めにしなければならないと 考えている。 |
| 南波五段 | 空手道選手権大会で優勝候補だった人物。彼の技は多くの 人から定評されていたが、決勝戦で倍達に敗れた。 |
| 武林四段 | 「鬼殺し」の異名を持つ柔道家。道場にて倍達を投げるが、 彼の耐久力を見た館長が武林の負けを宣告する。 破門後、再度倍達と決闘するが、やはり敗れてしまう。 その後、彼の友人が敵討ちを理由に真剣で倍達と対決する が敗れてしまう。 |
| ピストン堀口 (1914〜1950) |
拳闘王と呼ばれたボクサー。このリングネームは彼の蒸気 機関車のピストンの動きからつけられた。倍達と親交を結 ぶが、列車事故で急死してしまう。 |
| 仁科親子 | 父は暴力団だったが、倍達は口論の際誤って彼を殺害して しまう。その後正当防衛が成立するが、妻子がそれを許さ なかった。そこで倍達は空手を捨てる決意をし、親子にたい して償いをする。その後、誠意が通じ和解する。 |
| 遠藤幸吉 (1926〜) |
渡米の際に同行したプロ柔道家。倍達と共にレスラーと対 決した。後にプロレスラーに転向し、力道山と共に活躍する プロレス引退後は、プロレス解説者となる。 |
| トッド若松 | 渡米時における遠藤・倍達のオーナー。日系人の億万長者 で、金儲けには少し鬼になることがある。 |
| サンダー・ ジュリアン |
仲間のレスラーがやられたのを見せられて、倍達たちをな ぶり殺しにしようとするが、倍達の「三角とび」をくらい、その 効果に恐怖してやむなく彼らを解放した。 |
| キッド・モーガン | 「人間起重機」の異名をもつレスラー。対戦時、倍達を飛行 機投げで場外に飛ばすが、投げられる直前の倍達の蹴り によってダウンした。 |
| ドナルド・バーク | 倍達たちを市民の暴動から救ったFBIの幹部。アメリカで 初めて大山空手を理解した。 |
| スナイダー | ドナルドとは友人の仲だったが、太平洋戦争時の体験以来 日本人に対しては冷たい態度だったが、倍達との勝負に負 けてからは、彼を尊敬するようになる。 |
| ザ・エクスキュー スナー |
死刑執行人の異名を持つ反則専門のレスラー。予想外の 行動に倍達は苦しむが、近づいた時に彼のひじ鉄砲をあび その後KOされた。 |
| トシオくん | ドライブインで働いていた日系人の少年。同じ金持ち日系人 には反抗的な態度だったが、倍達の誠意により心を許す ようになる。 |
| ダニー・ プレッチェス |
ブルドックの異名を持つレスラー。態度がきつく、日系人を 軽蔑した態度もとったが、倍達はそれをみごと跳ね返した。 |
| グレート東郷 (1911〜1973) |
トッド若松から契約を買い取った第2のオーナー。2人に八 百長試合をするよう命じるが、ギャングとの一件があってか らは、真剣勝負に目覚めるようになる。 |
| 力道山 (1924〜1963) |
力士から転向し、日本初のプロレスラーになった人物。 真剣勝負を重ねてアメリカでも大きく評価されるようになる。 後に日本に帰国しシャープ兄弟を招いて戦うことになる。 ジャイアント馬場、アントニオ猪木などのレスラーを 育てたが、1963年ヤクザに刺され急死する。 |
| タム・ライス (1924〜) |
赤サソリの異名を持つレスラー&ボクサー。力道山に空手 チョップやぶりを予告、そして無敗だった彼を破った。 しかし、それで自分は空手殺しだと宣伝したのを怒った倍達 が彼に挑戦し、勝利を収めた。 |
| ヘンリー・アーサー | 一流のヘビー級ボクサー。一撃で倍達はマットにしずんでし まうが、意識を失ったままでの死闘の末なんとか勝利をおさ めることができた。 |
| 置八子夫人 (1926〜2006) |
大山倍達の生涯の妻。どんな荒野にもめげずについていく とても気の強い女性である。本名「智弥子」 |
| 与那島六段 | 仲曽根七段の一番弟子。ある事で抗議にきた倍達に百人 組手を行わせ、さらに油地獄で彼を苦しめるが、執念によっ てこれらは打ち破られた。 |
| 木村政彦 (1917〜1993) |
「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」 と呼ばれた柔道家。戦前は全日本大会10連覇という偉業を 成し遂げる。 プロ柔道を起こしてからは、力道山と組んでシャープ兄弟 と対決するが、自分の劣等感を不満に思い、力道山に 真剣勝負で挑戦する。 実際の身長は170cmだが、漫画では大きく描かれている。 |
| シャープ兄弟 (?) |
力道山が呼んだ世界タッグ・チャンピオン。力道山・木村政 彦との対戦は日本にプロレスブームをまきおこした。 |
| 由利辰郎 | 人間凶器と呼ばれる空手家。流派もなく、道場や弟子もも たない一匹狼だが強い。倍達との一戦では目に泥をかけて 優勢になるが、彼の持久力には耐えられず、結局は敗北に 至った。 |
| ブラック・コブラ | タイの国技ムエタイのミドル級の王者。不運にも倍達と戦う ことになるが、少年から彼の弱点を教えてもらう。 しかし倍達は、少年の生き方を変えようと弱点を攻めずに 戦い、みごと勝利を収める。 |
| ブラッドショー | 格闘技をこよなく愛する大富豪。サファーデやプロレスなど の試合を担当するが、カイザーに逆らったことがきっかけで しばらく縁を切ることになる。 |
| ボーモン | フランスの格闘技サファーデの達人。多くの格闘技と対戦し 勝利を収めてきた実績をもつ。倍達も彼の技に苦しむが、 真剣勝負の死闘の末、三段ゲリを繰り出し見事勝利した。 |
| カイザー | 全ヨーロッパの興行界を支配する皇帝。 興行のイカサマ性がバクロされた事を怒り、倍達に圧力を かける。 |
| イワノフ・ ロゴスキー |
地下プロレスのチャンピオン。その強さは一流レスラー2名 同時に相手にできるほど。対戦時、その異様な怪物振りに 倍達は何度も苦戦させられるが、死闘の末紙一重で勝利を 収める。その後、地下プロレスに残ることを迫られるが、彼 の願いにより倍達は地上に出ることが許された。 |
| ミスター・マッスル | イギリス一の筋肉をもつ格闘家。デモンストレーション中に 自分の強さを実証するが、彼の予期せぬ敗北により空手の 強さが証明される。その後彼は倍達初の著作本「What is karate?」を書くように提案する。 |
| 陳老人 | 中国拳法の達人。中国拳法独特の「円の動き」により倍達 に生涯初の敗北をあたえる。その後彼の所で修行をし、 「見切り」をマスターする。 |
| 中村忠 (1942〜) |
大山空手にて十本の指に入る実力者。温和な性格だが強く 後に百人組手を達成しニューヨークの支部長をやることとな る。とても師匠思いの弟子である。 後に独立し、「誠道塾」を開く。 |
| 大山茂 (1936〜) |
彼も数少ない実力者の1人。倍達と同姓だが血縁関係はな い。後に中村氏と共に渡米し、世界最高師範と呼ばれるよ うになる。 |
| 黒崎健時 (1930〜) |
大山空手の指導員。ヨーロッパ指導員として派遣された時、 ある格闘士に一撃で倒せない時は切腹すると約束する。 それを倍達はあえて心を鬼にして彼の意思を認めた。 対戦は、苦難の連続だったが、死中に活のおかげで、見事 一撃で倒すことに成功した。 後に、キックボクシングの世界に転向。 |