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| 皐月萌え出る若駒のトライアルステージ! 第56回 皐月賞トライアル スプリングステークス GRAED U 2007年3月18日(日) 第2回中山競馬8日目 第11レース 1,800芝A・右内回り |
〇3歳クラシック路線における当レースの位置づけ 『皐月賞』への王道臨戦「弥生賞」と対比されるレース。 こちらは、距離が本番より1ハロン短いものの、 近年は互角以上のトライアルとして俄然脚光を浴びはじめている。 昨年は当レースの1・3着馬が本番『皐月賞』でワンツー! 一昨年こそディープインパクト以下の「弥生賞」組に凱歌はあがったが、 2004年のダイワメジャーと2003年のネオユニヴァースはここから『皐月賞』を戴冠。 2002年には、 早くも名種牡馬としての位置を確保しつつあるタニノギムレットもここより臨戦。 『皐月賞』3着のあと、『ダービー』馬の栄冠を見事手中に収めている。 無論、ネオユニヴァースは『皐月賞』→『ダービー』と連覇! 過去には、『ダービー』『菊花賞』の3着馬メジロブライトも当レースの2着馬である。 確かに、「弥生賞」ほど例年クラシックに直結するとは云い難い面もあるが、 近年の傾向から考慮すれば、決して劣勢とは決めつけ得ないトライアルであろう。 〇スピード指数からの注目馬 サンツェッペリン、フライングアップル、そしてマイネルシーガル。 以上、三頭拮抗のスピード指数構図である。 (前三走指数‥左から三走前→二走前→前走) ※なお、比較を容易にするため、 「京成杯」サンツェッペリンの最高指数を100とした。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 【サンツェッペリンの100を基準としたクラシック有力馬の参考指数】 「チューリップ賞」ウオッカ 109 「弥生賞」アドマイヤオーラ 108 「弥生賞」ココナッツパンチ 108 「チューリップ賞」ダイワスカーレット 108 「弥生賞」ドリームジャーニー 106 「共同通信杯」フサイチホウオー 104 「アーリントンカップ」トーセンキャプテン 102 「共同通信杯」ダイレクトキャッチ 102 「フィリーズレビュー」アストンマーチャン 99 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ サンツェッペリン 「エリカ賞 84」→「ホープフルS 92」→「京成杯 100」↑ 阪神2,000 中山2,000 中山2,000 フライングアップル 「東京スポーツ杯 97」→「朝日杯フューチュリティ 97」→「共同通信杯 99」↑ 東京1,800 中山マイル 東京1,800 マイネルシーガル 「いちょうS 90」→「朝日杯フューチュリティ 96」→「ジュニアカップ 96」 東京マイル 中山マイル 中山マイル スピード指数安定度でならフライングアップル優位も、 上昇度という点からサンツェッペリンの方を上位に見立てた。 マイネルシーガルも差は僅か。 ただし、当レースで指数をどれだけ伸ばすかにもよるが、 上記クラシック有力処との比較でなら、今年のメンバーは少々小粒かもしれない。 スンナリ逃げれた「京成杯」の指数で優位に立つサンツェッペリン。 ただし、前走は意表をついた逃げ戦法でもあったし、 逃げ・先行有利のコースには替わるが、今度はマークが厳しくなるだろう。 無論、自在脚質の当馬がいかなる戦法に出るか定かではないが。 なお、中間一頓挫あった当馬。今回はいくらかの割引きは必要となる。 常に安定したスピード指数を刻んで来たフライングアップル。 クラシックの有力馬フサイチホウオーとも二戦を闘い、共に0.1秒の僅差! その当距離の重賞が僅差の2・3着。 中山コースも、GT「フューチュリティ」で勝ち馬から0.3秒差なら不安も最少。 サンツェッペリンのスピード指数上昇度も無視出来ないが、 闘ってきた相手関係やレースの格からなら、中心はむしろこちらだろう。 GT「フューチュリティ」でフライングアップルから0.1秒差のマイネルシーガル。 上がりの脚はむしろこちらが0.1秒速く、着順の差は通ったコースの違いだろう。 更に、他の三戦はオープン二戦を含めて全て勝利! 未だ底は見せていない。 今回は、頭の高い馬ゆえに初の1ハロン延長が鍵とはなるが、 サンツェッペリンと同じカーリアンの父系に母系は当コース良績のサンデーの肌。 距離に関する懸念もさほど大きくはないだろう。逆転の魅力馬! なお、デビュー戦で「アーリントンカップ」の覇者トーセンキャプテンと勝ち負け! 前走のダートオープン「ヒヤシンス賞」を圧勝したフェラーリピサも芝兼用血統。 ダートとは云え、前二走のスピード指数レベルも相当に高く、 何より、前述のデビュー戦で刻んだスピード指数も極めて優秀である。 こちらも、上位三頭に対し引けを取るとは決して思えず、一角崩しは十分可能! 以下では、徐々に力をつけてきたスズカライアンには少々注意したい。 トーセンキャプテンを物差しとすればフェラーピサより上位には評価し難いが、 割と先行タイプの多い今年のメンバー構成。直線の急坂も加わり、 案外ながれは差し馬に向く可能性も高い。 これまで強い相手と闘って大崩れしなかった当馬の渋太さが生きるシーンも一考。 〇主要臨戦レース 「きさらぎ賞」や「アーリントンカップ」を中心とする重賞からの臨戦馬が主力を形成。 500万からの臨戦なら、勝利して勢いに乗った馬には注目したい。 また、連対馬の大半は1・2月からの臨戦馬。 「フューチュリティ」からの臨戦を除く昨年からの休み明けローテーは無論のこと、 当月(3月)二走目となる押せ押せのローテーも宜しくないようである。 前項で注目した、スピード指数からの上位馬には割引きの必要はなさそう。 〇人気面の傾向 過去10年で1番人気は3勝して2着3回・3着1回。 (勝利馬は全て、単勝100円台の支持を得ていた点に注意!) 連対率60%・3着内率70%は水準の信頼度と云えよう。 ただし、1番人気連対時の相手はほとんどが非2・3番人気(連対馬)。 対比される「弥生賞」とは異なり、人気薄の大駆けも目立つトライアルである。 〇脚質面の傾向 当コースの基本的傾向としては逃げ・先行有利。 ただし、近年の当レースは差し馬の台頭も顕著である。 ペースはさほど速くならないが、先行・差し互角の様相と捉えるのが無難だろう。 特に今年のメンバー構成では先行タイプが多く、差し馬への警戒も怠れまい。 〇枠順の傾向 当コースは内・中枠有利の傾向が顕著であるが、 当レースに限っては、3着圏まで含めてむしろ外枠ベターの傾向が窺える。 脚質との関連で見ても先行馬は内・外満遍なく好走しており、 少頭数ともなった今年は、さほど枠順には囚われぬ方がいいだろう。 〇結論 確たる中心馬は不在のメンバー構成。 1番人気が水準に好走するレースではあるが、 今年のメンバーからは100円台の支持を得そうな馬は見当たらない。 上位拮抗の抽出結果でもあり、少波乱の可能性も一抹残す。 中心候補はスピード指数でも優位の以下4頭。 フライングアップル マイネルシーガル サンツェッペリン フェラーリピサ 闘ってきた相手関係や実績から、まずはフライングアップル一歩優位と捉えたい。 ただし、着差はともかく前二走で連対を逸しているのも紛れのない事実。 「フューチュリティ」ではほぼ互角の内容だったマイネルシーガルの逆転も一考! 中間一頓挫が気になるサンツェッペリンも前二走の中山戦内容が優秀! スピード指数の上昇度も一番であり、距離不安もない今回なら食い込みも十分! 新馬戦でトーセンキャプテンに迫ったフェラーリピサには三頭逆転の目もある。 ダートとは云え、未勝利・オープンを圧勝したスピード指数も秀逸! 前述新馬戦のスピード指数もかなり優秀であり、アッサリがあっても驚けぬ逸材。 中心指定が最終段階で変容する可能性も秘めた、上位拮抗トライアルだろう。 第二勢力もまた、難解を極める。 当レース好走馬の多くが重賞からの臨戦馬。 その観点で見れば、スズカライアンとフリオーソには一応の注意が必要だろう。 特に、34秒台の末脚を安定して駆使し着順を上げてきたスズカライアン。 こういう、地味で渋太いタイプもながれひとつで台頭可能なのが競馬の妙味。 今回メンバーの過半数は先行タイプ。展開のひと押しがあるかもしれない。 当レース好走臨戦「アーリントンカップ」の4着馬でもあり、軽視は禁物。 データからなら、500万勝利からの臨戦馬にも警戒は怠れない。 ただし、 3月及びダートからの臨戦馬シベリアンバードとスクリーンヒーローは割引き。 1・2月の芝500万勝利から臨むエーシンピーシーとショウワモダンに注意。 スピード指数からならエーシンピーシー。 距離・コース実績からならショウワモダンをそれぞれ推奨しておきたい。 ただし、両馬共に先行タイプ。 フライングアップルやサンツェッペリンという強力同型の存在もあり、 加えて、闘ってきた相手レベルもさほど高くはない。 スズカライアンより上位の評価は厳しいかもしれず、あくまで3着圏を視野。 編集責任 サザンクロス 編集協力 ザ・フェイヴァリットホースクラブ´ ☆「九州競馬予想協会」統一コンテンツ |