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俳優の基礎訓練とは

俳優の基礎訓練は何をしたら良いのでしょう?

発声練習?踊り?歌?即興・映画、演劇を観る、人間の観察・・・はい、確かにそれぞれ大切なことに間違いありません
しかしそれで演技が出来るようになるのでしょうか?

他の分野での基礎訓練を考えてみましょう。              

 野球・サッカー・ギターリスト、ダンサー、それぞれプロと呼ばれる人達が居ます、どうでしょう?この分野での基礎訓練・・・すぐ思い付きませんか・・・他の分野でプロになるには、必ず習得していなければならない技術というものが明確にあります。

では俳優が習得していなければならない技術とは何でしょう。



      (一)リラックス

俳優の仕事は、観客の前で、カメラの前で、役の心の動きを隅々まで見せ、観客に何かを感じてもらう仕事です。

しかし俳優が様々なプレッシャーから緊張して、俳優自身が硬直してしまったら(これは実際の現場で何時も起こっています)観客には俳優が緊張していることしか伝わりません。

「緊張は俳優の職業病です」

名優でもベテランでも緊張はするのです。ただし良い俳優は緊張を解す術を知っているのです。

心も体もリラックスした状態でなければ、観客に役の心を感じてもらうことは出来ません。従って俳優が一番初めに訓練、習得しなければならない技術はリラックス出来る技術です。

       (二)喜怒哀楽を表現出来る技術を持つ。

「芝居の中で本当の涙を流す・本気で怒れる・心の底から笑える」

喜怒哀楽が表現できるとはこう言う事です。

紋切り型の振り芝居からは、何の感動も得ることは出来ません。

見せかけの演技は、俳優の大切な想像力をぶち壊してしまいます。

本当の感情を使える技術を習得する。

上記したことが俳優になる為、最初に身に付ける基礎訓練です。

次に何を勉強するのか、それは俳優にとって一番難しく、又、一番楽しい

役を創っていく作業です。

これは、授業の中で具体的に話します。楽しみにしてください。

     日本の演技法と、アメリカの演技メソードの違い。

これは、驚くほどに違います。日本の俳優がアメリカで演技指導を受けるとその違いに、最初は何も出来なくなってしまう!と云う事が起こります。

現在、アメリカに浸透している演技メソードは、1951年、リ・ストラスバーグ達が創設したアクターズ・スタジオの演技メソードが、大学生レベルまで当たり前のように広がっています。

ストラスバーグが創り出した演技メソードは、それまでのハリウッド的な紋切り型の芝居とは違い、真にリアルで本物の感情使う演技法でした。

最初は抵抗のあった映画、演劇界でしたが、アクターズ・スタジオが輩出する俳優、
マーロン・ブランド、ジェームス・ディーン、ロバート・デ・ニーロ、

アル・パチーノ、・・・等々、数えたら切が無いほどの名優達が、ストラスバーグの演技訓練を本物と証明して見せました。

日本でこの演技訓練は広まっているのでしょうか・・・残念ながらごく一部には有る様ですが、殆どこの訓練を実践している俳優スクールは見当たりません。

アメリカの真似ばかりしていた日本人が、何故これほど確かな演技法を取り入れなかったのでしょう?

ストラスバーグに関する著書は、「リー・ストラスバーグとアクターズ・スタジオの俳優たち・上下巻」「リー・ストラスバーグ・メソードへの道」「メソード演技」が在りますが、実はこれらを読んでも実際に訓練を受けた人でなければその内容は殆ど解りません。

アクターズ・スタジオでは、メソード演技を習得し、又、実際の映画、演劇の現場でメソードを活用、応用している名優たちが生徒に教えています。

日本の演技法は非常に抽象的です、アクターズ・スタジオの教え方は具体的です。五感の記憶(視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚)を使い本当の感情を潜在意識の中から引き出します。

日本には、教えることの出来る俳優が数えるほどしか居ない上に、教えようとしていません。

アメリカの俳優が新人でも素晴らしい演技をする理由が、これで分かりますね。

しつかりとした基礎訓練をして世の中に出てくるのです。

芝居は誰から教えてもらうのか?

これから演技の勉強する人に、勘違いをしない様に云っておきます。

演技体験、実績の無い、演出家とか脚本家に、演技を教えることは出来ませんよ。

優れた演出家は貴方に色々アドバイスを与えて、貴方の良い所を引き出してくれるでしょう。

しかし貴方が泣く場面で「泣けないのですが、どうしたら涙を流すことが出来ますか?」と演出家に聞けば、演出家は「それは俳優の仕事でしょう」と言います。又は「一番悲しかったことを思い出して泣くのだよ」と云うかもしれません・・・でも思い出すだけでは泣けません。

其れを具体的に教えられるのは、芝居の中で本当に泣ける技術を習得している俳優です。

皆さんがよく知っている俳優の中にでも、本当の涙を流すことが出来ない俳優が多いのに驚きます。

偶然に泣けた、又は相手役が素晴らしい演技をしたので、つられて泣けた。

これは技術では有りません。

良い俳優は、様々なプレッシャーの中で、脚本の指定された箇所で、技術的に泣くことが出来るのです。

それは、強い感情を必要とするシーンで、訓練された俳優は、その感情を引き出すプロセス、アプローチの方法を技術的に習得しているのです。

ですから、アプローチの過程を教えられる俳優から演技を学ぶのです。

私も、アクターズ・スタジオ方式の演技メソードを学んだ時、非常に戸惑いました。当時、私は29歳、仕事も沢山いただき、人にも顔を知られるようになっていました。

しかし、自分の心の中は、何と芝居が下手なのだろう!

どうしたら芝居が上手くなれるのか?!

そんな葛藤の日々でした。

何とか良い俳優になりたくて、映画、演劇を観まくり、名優の書いた自叙伝を読み漁り、良い演技への道標を探していました。

その中に、観る度に私を激しく揺さぶるアメリカ映画の俳優達が居ました。

マーロン・ブランド ロバート・デ・ニーロ アル・パチーノ・・・

彼らの演技は、私の心臓を直接鷲掴みにし、彼等の世界に引きずり込みます。

映画を観終わった後、私は座席から立てなくなるほどの衝撃を何度も味合わされました・・・凄い!彼らは何故あんな深い役創りが出来るのだろう!

日本の俳優であれだけの演技が出来る俳優を、私は見たことが無い。 

何故だ?俳優の才能の違いか、映画造りのシステムの違いか、巨額な制作費か

・・・分からない!しかし、何としてでも近づきたい!

暗中模索するなか、私はその違いがアメリカと日本の演技方法の違いだと気がつきます!

あのような演技をする俳優はみんなアクターズ・スタジオの出身者なのです。

ゴッドファーザーでのブランドの演技は、神技の域まで達していました。

(何故、神技なのかは授業の時ゆっくりお話します)

アメリカのメソード演技は、私が映画会社や、新劇で学んだ演技方法とは180度違った演技法でした。

新鮮な驚きと、戸惑いの中から、夢中で習得し、直ぐ仕事の現場で活用、応用しました。

メソード演技は、スタジオで訓練し、実際の舞台、ドラマの現場で活用、応用を繰り返し、役へトライする自分の演技法を確立していくのです。

私は一人でも多く、本物の俳優を世に出したいと思っています。

受講する方は、本気で私にぶつかって来てください。

俳優は、顔やスタイルの良し悪しではありません。

アメリカの教え方は、いかに個性的に表現できるかと云うことです。

貴方は世界中に一人しかいないのですから、貴方の個性を生かすのです。

演技において人真似は自殺行為です!

世界に一人しかいない貴方の個性を大事にしてください。


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第一回公演が 2008年 4月 27 28 29日に決定いたしました。
衝撃作品が長野県松本市で公演されます。
200席しかありません。早めのご予約をお願いいたします。
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速水亮アクターズスクール塾長 速水 亮